年末のご挨拶(1年間ありがとうございました)

31 12月

皆様、おはようございます! 室長こと、吉島良平Microsoft MVP for Business ApplicationsMicrosoft Regional Director) です。

現在帰省中で、ワンマン電車に乗って移動中です。いよいよ2021年も残り僅かになってきましたね。皆様にとって、2021年はどのような一年だったでしょうか。

人類と、コロナウイルスの戦いで2年の月日が過ぎてしまいました。当然ながら、時間>お金なわけで、数年間に渡りグローバルな活動が制限されることに対して、正直悔しい気持ちで一杯です。この間、日本においてもテレワークが認知され、弊社のイベントやセミナー、ITコミュニティーの開催・参加はほぼリモートになりました。オリンピックが終わり、1ヵ月が経過したころから日本の状況は劇的に改善され、出社される方々も増えてきましたね。例えば当社では、毎週水曜日に営業が顔を突き合わせてミーティングをするようになりました。また、自宅より会社で仕事をしたほうが集中できるという方々もオフィスで仕事をするようになりました。働く場所を気にしなくてもいいので、企業によっては、東京ではなく地方の優秀なリソースを獲得するというメリットもでてきているように思います。

私自身は、昨年度以上にオンラインミーティングが増え、スケジュールに全く空きがない日は、ランチタイムにもミーティング依頼が入ってきたり、海外のオンラインイベントに参加するたびに、日本にいながら時差ボケになったり、オンラインでより分かり易く伝えるために、資料を丁寧に作るのに時間がかかったりするテレワーク中心の生活でした。10月以降、少しずつオフラインも増えてきて、ハイブリッドワークとなってきました。

今年は、日系企業のベトナムの製造工場2社にDynamics 365のERPの導入をリモートで完結することができました。結果、Microsoft Teamsをフル活用し、現地には一度も訪問していません。ラッキーなことに時差が2時間でしたからね。ワークショップやトレーニング内容の録画ができ、OneDriveやSharePointを活用することで、資料の管理も手間がかからず、セキュリティーにも不安はありませんでした。効率がいいなと思う一方、Face to Faceであればもっとうまくコミュニケーションできるのになと、もどかしく感じることも正直ありました。「分かり易く伝える技術」をもっと身に付けないといけないと反省しました。

また、現場を管理するマネージャーや経営側からは、自分のチームや部下が、自宅でどのような働き方をしているのか?管理の面で難しさがあると報告を受けました。また、テレワーク中心の生活においては、部下は上司に、また会社に自分の作業をどのように効率よく報告、アピールすべきか?その方法について、結構悩んでいました。

タイミングよく、社内の基幹システム(Dynamics NAV)をDynamics 365 Business Centralにアップグレードするプロジェクトを任され、Power Appsで開発した日報登録アプリで社員/協力会社の活動をデータ化し、Power AutomateやOutlook/Microsoft Teamsを使って上長やプロジェクトマネージャーに通知、承認後、Dynamics 365 Business Centralのプロジェクト管理モジュールと連携、営業・開発・R&D・保守サポート業務の見える化をPower BIで事細かく可視化することができました。これらの弊社の取り組みを題材にした8月25日のセミナーは本当に多くの方々からご好評をいただき、多くの企業様もここでお悩みなんだなと感じました。

これらの取り組みによって、社内においてはデータ自体のサイロ化を解消できたので、今後はチームや組織のサイロ化を防ぎ、チームや組織、そして企業を跨いだコラボレーションを実現していかないといけないなと感じています。

12月10日には、QSSをプレスリリースさせていただきました。中小企業に成長していただくための施策を、夜な夜な悩み抜き考えました。 https://www.pbc.co.jp/blog/qss-release_2021-12-10/

1月20日のセミナー準備をはじめていますので、ご都合がつく方は是非ご参加いただければ幸いです。

コロナウイルスとの闘いで体感したことの中で、自分自身が一番学んだこと。それは、仲間とオフラインで会える瞬間を大切にしようということです。より効率よく働いていくために、オフラインのミーティングのゴールを正しく・より具体的に定義して、仲間と過ごす時間を大切にしていきたいと思っています。一方で開発やセットアップなど、集中して作業をしたいときはテレワークを有効活用して、引き続き、ハイブリッドワークで効率よく、お客様のDXをサポートしていきたいと思っています。

1年間ありがとうございました!来年こそはオフラインで多くの皆様にお会いできることを期待しつつ、年末のご挨拶とさせていただきます。皆様、良いお年を!

追伸:田舎に帰ると初心に戻れますね。しかし、親の老いは、堪えますね。あーぁ、目がしばしばする。ついに、花粉症きたかな?それとも涙かな。