Directions EMEA 2019|Vienna 参加報告(オーストリア)

9 10月

皆さん、こんばんは! Dynamics特派員こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications) です。お元気ですか? 10月になっても、まだまだ日中暑いですね。夜は、少しずつ涼しくなってきたように思います。こういうときですね。風邪をひきやすくなるのは。皆さん、長袖を着て寝ましょうね。

さて、連日ラグビーワールドカップ、バレーボール、世界陸上、野球と楽しめますね。まさに、スポーツの秋を体感されている方も多いのではないでしょうか? 僕は、ラッキーなことに、9月は5試合ラグビー観戦に行くことができました。(前回Blogには3試合見たところまで記載)

室長は、ワールドカップ日本開催のすごさに圧倒されている日々です。実はラグビーのトップリーグでは年間120試合で65万人ほどの来場客。今回のワールドカップでは、6週間で250万人の集客を見込んでいるのです。すごいですよね。この規模感は。今回40万人の訪日客があるようですが、なんと来年開催される予定の東京オリンピックでは780万人‼ ラグビーワールドカップの約20倍になるようです。(やばい。東京にはいられない?リモワ必須かも?)

現地観戦、パブリックビューイングなどで、国内外100名以上の方と名刺交換をする機会もあり、スポーツを通じた新たな出会いを本当に嬉しく思っています。

オールブラックスのハカ以外の、サモアのシバ・タウ、フィジーのシビ、トンガのシピ・タウといった敵を威嚇し、味方の団結や士気を高め、相手に敬意を払うウォークライを楽しまれた方も多いのではないでしょうか。室長も、久しぶりに、オールブラックスのハカを目の当たりにして、鳥肌が立ちました。異文化をスポーツで学ぶっていいですよね。

僕は大学入学と同時に休学しているのですが、当時お世話になったホストファミリーが、このワールドカップに合わせて来日。久しぶりにランチを一緒することもできました。あの時は、まさか日本開催のワールドカップがあること、そしてこのタイミングで会えるということは全く想像していませんでした。人生はわからないですね。

それにしても、ジャパンの躍進で、僕の周りにも、ラグビーファンが増えて本当にうれしく思っています。未だ、信じられません。本日10月06日現在、日本代表はプールAのTOPですよ!(感涙)

アイルランド戦は、すごい雰囲気で、前半12-9で負けて折り返したのですが、ハーフタイムで戻る選手への会場からのエールはとんでもなく熱いものでした。

サモア戦は調子が悪く、前半ペナルティーが多く(集散がよくなかったため)苦戦しましたが、なんとかボーナスポイントも取れてよかったですね。

視聴率も今年最高のようですね。 下図はわかりやすい結果ですね。いやぁ、興奮します。

 

さてさて、今日はラグビーワールドカップ開催中にも関わらず(苦笑)、ウィーン(ビエナ)に来ています。オーストリアの首都ウィーンの人口は約189万人。過去にモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトなど、多くの作曲家が活躍したことから「音楽の都」と言われ、19世紀末に芸術の都として栄え、見どころ満載です。美術館も充実しているので、特に女性の方には人気のある都市ですね。オペラ周辺から観光を始めると動きやすいですね。

ウィーンに行かれたことのある方には記憶にある景色ではないかと思います。これぞ、ヨーロッパという感じの都市ですよね。そういえば、今日は馬も走って(走らされて)いました。

僕は、早朝着で余り時間がなかったので、Uberを利用したのですが、ウィーンの南東約20㎞ほどのところにある空港から市内へは、オーストリア連邦鉄道(通称OBB/国鉄)のSバーン、レイルジェット特急、私鉄のシティーエアポートトレイン・リムジンバス、タクシー(定額料金前払いもあり)などが利用できます。難しくないので、いろいろな交通手段を使って欧州の雰囲気を楽しんでもらえるといいかなと思います。日本からはANAの直行深夜便が開設されたので朝からしっかりと動きたい方には都合がいいかもしれませんね。

さて、出張の目的は、Microsoft Dynamics 365 Business Central (以降D365BC/旧名Navision・Dynamics NAV) を欧州最大のパートナーカンファレンスへの参加、他のパートナー並びに導入コンソーシアムとのネットワーキングです。

Pre-Workshopは多くのMVPの仲間たちが担当しています。

10月8日は、Dynamics 365 Business Central  の世界最大のグローバルコンソーシアムPIPOL(旧称Partner Power International /PPI)のワールドカンファレンスに参加しました。当社はPIPOLの日本代表をやっています。

いろいろな国のCxOレベルの方々と、情報交換ができて、実りある一日でした。今回一番驚いたのは前のMicrosoft Dynamics 365 SMB GM マルコ氏が、PIPOLの取締役としてイベントに戻ってこられたことです。世界は狭いですねぇ。

さて、いよいよ本編スタートです。Directions EMEA は、欧州最大のDynamics 365 Business Central のパートナー会です。10月9日-11日の開催です。

今回は12回目の開催で、室長は2008年のパリ開催から12年連続の参加させていただいています。今年はヴィエナ(ウィーン)で、ここに来るのは、2013年以来なので6年ぶりですね。

先日、”Dynamics 365リリースウェーブ2”のお知らせが出ていましたね。PDFはこちらにあります”ので是非ご覧になってください。568ページありますが、移動時間に効率的に目を通されるといいかと思います。リリースウェーブ2に含まれるPower Platform (PowerApps、Microsoft Flow、Power BI) の機能に関しては、”こちら”を参照してください!同様に”PDF資料はここから”とってください。

イベントはお馴染みのメンバーで実行されます。私が実行委員をやっているDirections Asiaも彼らの協力がなければ実現できないものです。いつもお世話になっており大変感謝しています。

イベント会場は、Austria Center Viennaです。先述のようにPre-Workshopが用意されていて、今年は前半から、開発/ハンズオンセッションがかなり充実していました。この10月はC/AL→AL、Windowsクライアント廃止など開発プラットフォーム上、大きな変更があるためなのかもしれませんね。

そろそろスタートです。

60か国から2375名の方が参加してくれています。もう純粋に、うれしい!最高です。

実行委員長のクリスチャン氏より、ウェルカムコメント。

Directions のコミュニティーで大切なことについて。

今年のコンテンツについて。

新しい取り組みとしてインターラクティブなセッションを最終日にやるよ!と。

本日の利用できるWiFiについて。

モバイルアプリについて。

明日のセレブレーションパーティーについて。

SNSフォローへのお願い。

ゴールドスポンサーの紹介。

こちらも新しい取り組みである各アワードについて。

D365BCとインフラについて評価されたパートナーは、cegeka でした。

JCDも特別賞をもらっていました。

D365BCと連携させた素晴らしい技術については、Business Systemhaus AG  が受賞です。

残りの2つのカテゴリーについては、明日発表しますとのこと。

さて、恒例になってきましたが、Toby氏から。

まずは、お礼。

ビジネスアプリケーションのビジネス概況について。かなり伸びてきていますね。

ユーザーが増えてきているという説明。

課題への対応について。

Dynamics365とPower Platformの組み合わせは、世界基準のAIを活用できるクラウド基盤。

パートナーのビジネス概況。

D365BCについて外部評価機関はどのようにみているか。

サービスパートナーのビジネス機会について。

業種別ソリューションベンダーのビジネス機会について。

多くのISV(インダストリーソリューションベンダー)がAppSource対応してきているという事。

成果がでてきいているパートナーからの情報共有。

マイクロソフトの今年の注力分野。D365BCはD365FOと同じくくり。

今期の大幅な投資と優先順位について。

別件でウィーンに来ることができなかったD365BCの開発のアドバイザー、かつMicrosoft Fellowのマイクエリンバーグさんからのコメント。(PVは割愛)

ここからはプロダクト色が強くなってきます。プロダクトマネージャーのクラウス氏から。

D365BCの投資テーマについて。

安定性について。

パフォーマンスについて。

保守について。

セキュリティーについて。

カスタマイズと構築のところは明日説明します。

同じテナントに異なる国の開発環境をつくるデモンストレーション。

ドイツ語の環境を作成。

これで複数国の対応ができます。心の中では、”きたーっ!”と叫んでしまいました。うれしいです。

カンパニーセットアップで、

パラメーターを切ると、

画面の右上に、その環境がでてきます。

”DE”と見えますね!

続いて、開発のマネージャーのヤニック氏から

ロゴかわりました。

こちらが新しいやつです。

マイク氏を招いてのデモンストレーション。

ロールセンターで、そのロールに含まれる機能一覧が表示できるようになりました。

新たなロールセンターをつくるデモンストレーション。Sales BOSSというロールセンター。

開発モードに入って、

画面にマークをつけると、

Item Chargeにもマークをつけると。

ロールセンターに出てきてくれます。

表示、非表示も簡単。

メニューからSales BOSSの機能一覧が確認できます。

通貨も表示して、そこからドリルダウン。

コラムの幅の調整も簡単になりました。

品目リストから、フィルター条件を作成し、その条件を保存することができるようになりました。原価算出方法もフィルターかけられますね。

My stuffというフィルター条件が左側に確認できます。

続いてメモが記入できるようになりました。また顔文字も入ります。

黄色でフィルター可能。メモも残せます。

複数画面をきれいに表示できるようになりました。

ベルリンをビエナに書き換えた際に、左の図のところの名称がリアルタイムで変わるというデモンストレーション。

ショートカットが追加されてユーザビリティーが上がったという話。

Postのところもショートカット、バックグランド転記設定にしておくと、転記処理時に画面に処理状況がでてこなくなりました。

バッチ処理のエラーについて。

エラーリストをドリルダウンすると、なぜにエラーになったか理由がわかるようです。この場合はドキュメント番号がなかったのでしょうかね。

前回のWave1のアップデートから、今回のWave2の間の半年間で、アプリケーション側は100以上の追加/改良機能があり、(実際は2000か所くらい手をいれたようです。。。。OMG)

北米のローカライズ状況について

欧州/中東/アフリカのローカライズ状況について。ポルトガルがリリースされて、次は近々チェコがリリースになるようです。

アジアパシフィックの状況について。主要14ヶ国では、中国とベトナム、フィリピンが未対応で、そろそろフィリピンとベトナムはリリースですね。(中国、ベトナム、フィリピンはBCの設置型、BC on Azureも可能)

設置型とクラウドのライフサイクルの違いについて。クラウドだと18か月になるんですね。

ロードマップ。このWave2は強烈でした。Windowsクライアントはなくなり、すべてウェブベースのモダンUIへ。C/AL言語はすべてALとなりVSC利用。

今後はアプリケーションの改良、新たな国対応、業種別ソリューションの充実、データ移行ツールの改良、Power Platform連携、ワールドクラスのクラウドソリューションを継続などが2020年以降の投資領域になっていくようです。

という事で、最後はヤニック氏のかっこいいガッツポーズで終わり。

これで、初日のオープニングキーノートは終了になりました。(明日に続く)

ショートカットキーの資料を見つけたので掲載しておきます!

さて、2日目がはじまりました。

(ごめんなさい!明日乗る予定のフライトがキャンセルされました。今晩日本へ移動を開始しますので、以降の記載は、後日。申し訳ない!こういう目に合うのも、Dynamicsな活動!)

今日は、実行委委員のフランク氏から。

セレブレーションパーティーについて(帰国に向かい、参加できませんでした。)

イベントのフィードバックの大切さについて。

ゴールドスポンサーのANVEOから。

かなり懐かしい画面が並んでいますね。

ANVEOはISVなので、他のパートナーとのコラボレーション事例紹介。2社。

ISVを使って、はやく導入をしていくことが大切。

昨日に続き、コミュニティーアワードのご紹介。

KUMAVISIONが受賞。

チャネルキャンペーン部門は。

tipsa が受賞。

マイクロソフトからは、OCPのBizApp担当のシシリア氏から。

現在のBCパートナーは1400社。

SMBマーケットについて。

パートナーとして成功する方法。

Microsoft Learn使ってねというはなしも。

認定資格も復活ですね。

成功しているパートナーの話。(室長もステージにあげてほしいなw)

ここからは、チャド氏が担当。

オンプレをSaaSのBCとつなぐ方法について。

ロールセンターにマッチ率99%とでていますね。

バッチ処理の内容も簡単に確認できます。

ユーザーマッピング。

顧客がパートナーに問い合わせしやすくなるような仕組み。

TroubleshootingのところにパートナーのサポートウェブなどのURLを出すといいかもしれませんね。

マイクロソフト社へのサポートリクエスト。

おっと、Power Platformでつくられている!!

面白いし、なかなかいいデザインですね。

なるほど。管理センターから投稿できるようになるんですね。

次は、PowerAppsで、Image Detect機能を利用するらしい。

Sales Order作るまでのデモンストレーションが行われました。

ここからはクラウス氏。

テレメトリーから。

データベース関係。

機能追加ですね。

C/AL言語からAL言語への変更について。

この画は結構大切。D365BCはMSのエコシステムの中心としてのポジションを確立しつつあります。

変更していくときのルール決め。このあたりはどんどん変わっていくでしょうね。

昨日もでてきたこのスライドですが、とても大切。Wave2は18か月のサポート。FOがリリースされたときを思い出しました。

バックグラウンドタスク。

ロールセンターの表示に途中にSales Orderを入力することができます。

VSCも便利機能が結構でてきました。

翻訳されていますね。

4月のリリースから6か月で150の拡張があります。

昨日のクロージング同様、ロードマップについて。

ということで、2日目も終わりました。アプリケーションは100カ所以上改良があったけど、プラットフォームは150か所ですか。コンサルタントは、頑張ってキャッチしないといけませんね。

恒例になってきましたが、D365のMVPな皆様との写真撮影。2mを超えるジェームズがいなかったのが残念。各々得意領域があるので、僕もわからないことは彼らに教えを乞う事が結構あり、大変助かります。素敵な自慢の仲間たちです。

2日目のお昼過ぎに、翌日の日本行き夕方便の欠航が決定。。。。まだまだイベントで出たいセッションや、話したい仲間がいたのですが、泣く泣く空港へ。

こういう天候の変化にもアジャイルに判断していかないといけないのがDynamicsな活動ですね。

自分にとって、今回の12回目のDirections EMEAは、消化不良で終わりました。キャッチを急ぎたいと思います。D365BC SaaS版はアプリケーション側の変更がまだまだ出てきそうだなという印象ですが、すごい勢いでいい方向に進化していっています。ローカライゼーション、ISV、データセンター、保守の在り方/仕組み、他のMS製品との連携など、課題はありますが、非常にいい製品/サービスになってきたと思います。SMB企業の生産性・企業価値の向上のために、この製品/サービスが貢献していくはずなので是非とも注目していただければと思います。

さて、10月11日現在、スコットランドが勝ち点10と追い上げてきましたね。

台風の状況がきになりますが、グループAは残り2試合を残すのみとなってきました。日本は次スコットランド戦ですね。

勝ってくれることを室長は信じていますが、アイルランドが明日サモアにボーナスポイント1勝ち取り合計16ポイントになると、スコットランドと引き分け以上なら決勝トーナメント進出、4トライを取られず、負けても4トライ以上、もしくは7点差以内なら、15ポイントとなり、グループ2位で決勝トーナメントにいけます。(トーナメントの初戦はオールブラックス)

4トライ以上を取られて負けると、スコットランドは15ポイントになるので、4トライ以上、かつ7点差以内なら16ポイントになりアイルランドと同点、アイルランドには勝っているので1位で決勝トーナメントにいけます。(トーナメントの初戦は南アフリカ)

本日、ベンチに入る23選手も発表されていましたね。

前回のワールドカップのリベンジは、ワールドカップでしかできない。いよいよ、選手たちは命をかけて闘うときが来ました。いざ、決戦へ!

Let’s Go Moooore Rugby and Dynamics !!!!