Dynamics 365 Tenerife / Directions NA 2017

19 9月

日本の皆様、こんにちは!吉島良平(Microsoft MVP for Business Solutions)です。

実は、土曜日からアメリカフロリダ州のオーランドに来ています。ここにはウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート、ユニバーサル・オーランド・リゾート、シーワールドなどのテーマパークがあります。また、ゴルフ場も100ヶ所以上あるようで、当然ながら豪華なリゾートホテルも多いです。郊外にはショッピングセンターやアウトレットモールが沢山あるので、毎年日本人も多く足を運んでいるようです。

ウォルト・ディズニー・ワールド
ウォルト・ディズニー・ワールド

パーティーではユニバーサルスタジオを貸し切ってのイベント、マイクロソフトらしい夜のネットワーキングが開催されました。

UniversalStudio
UniversalStudio

僕はミニオンズにDynamicsに追いかけれるというオチでw

ミニオンズ
ミニオンズ

一方で、フロリダ州は、ハリケーンも多く、そうですね、9月にここに来るのは、やめたほうがいいかもしれませんね。私が、ここに来る前にも大きな台風が来て、現在また2つの台風がこちらにやってくるらしいです。。。帰国できるかな。。。

さて、今回もDynamics特派員としてDirections NA(North America)http://www.directionsna.com/という北米のMicroosft Dynamics NAVのパートナーがボランティアで企画&運営を行うイベントに参加しています。本日9月17日から20日の計4日間で開催され、774名が北米を中心に集い、オープニング、ジェネラル、クロ―ジングの3つのキーノート、35の業種別セッション、12のハンズオン形式のワークショップ、133のセッションに参加しながら、新しい製品知識の習得や、マーケティング、ネットワーキングを楽しんでいます。自宅を出てから24時間かけてホテルについたので時差ぼけがつらいですが、どの国よりもはやく、日本の皆様に情報を共有すべく、Dynamics特派員の業務を全うしたいと思います!

Directions NA Opening
Directions NA Opening

さて、自分もDirectionsAsiaの運営組織のメンバーとして昨年度活動を経験させていただきました。それなりの規模のイベントを開催すると、本業をこなしながらの運営/企画/管理は本当に大変で、改めて、このようなイベントに参加できるのは、運営組織&ボランティアのサポート、そしてスポンサー企業あってのことだなと感謝しました。本当にありがとうございます。やってみてわかる、気づくことって沢山ありますね。

運営組織&ボランティア
運営組織&ボランティア

 

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Directions NA 2017 Sponsors!! Thank You !!

本日、初日のオープニングでは、この5年イベントを担当しているMCが

お着換え中なう
お着換え中なう

NAV→SL→GP→CRM→ISVのシャツを一枚一枚脱いで、D365に進化するという余興から始まり、会場を盛り上げました。毎年の事なのですが、彼はギターを弾いたり、Dynamics NAVの替え歌を会場に届けたりと、このイベントには欠かせない名物MCになってきています。

さて、前置きが長くなりそうなので、そろそろ、このあたりで初日のオープニングキーノートを振り返っていきたいと思います。恒例になってきたMarko Perisic氏のオープニングで下記のようにきりだしました。

General Manager, Dynamics 365 SMB
Marko Perisic, General Manager, Dynamics 365 SMB

 

Today / Tomorrow
Today / Tomorrow

昨年度は、Microsoftとして戦略的に「付加価値」をつけることをコミット、Dynamics365 for Financial を完成させ、Extensions、Appsource、Cortana Intelligence、PoweApps/Microsoft Flowをパートナーの皆様に活用してもらう事で、ビジネスを成功に導けるとお約束しました。

クラウドはビジネスを創出する機会ではもはやありません。必要であり現実となってきました。興味がないという企業は2014年から21%もさがり、92%の企業が興味を示し、80%のビジネスがクラウド上で行われる時代になってきました。

Cloud Offering
Cloud Offering

ここで皆さんに発表があります。Dynamics NAVは、上記のようなマーケットニーズを鑑み、Dynamics 365 Tenerife (テネリフ/スペインの島の名前で、実はこれは本バージョンのコードネームです)としてクラウド型と設置型の両方でご提供していくことになりました。*Tenerifeは一時的な名称であり、来年春には正式名称とともに製品リリース(GA)されます。→イベントでの大激論の結果を受けて、9月22日に下記の記事が掲載されました。https://community.dynamics.com/b/msftdynamicsblog/archive/2017/09/22/simplifying-dynamics-365-offeringsに記述があるように、Dynamics NAV 2018がリリースされることに方向転換するようです。

Dynamics365 Tenerife
Dynamics365 Tenerife

春にタイで開催したDirectionsAsiaでお話したように、Dynamics365 TenerifeはDynamics NAVの全機能をクラウド版にも継承します。合わせて、”個々のニーズに合わせてカスタマイズが可能です”と付け加えました。

Dynamics365 Tenerife
Dynamics365 Tenerife

Tenerifeは、Office365のBusiness Center、FlowやPowerAppsと連携できるようになりました。更に会計などのサービスもAppSourceを構築し、密に連携させることができるようになっています。Common Data Service を活用すると、安全かつ信頼性の高い方法でデータを保存し、得意先、連絡先、製品、および販売注文(受注)のような一般的なエンティティの観点からデータを扱うことができます。

MS Solutions/Service
MS Solutions/Service(今回この図は頻繁に登場してきました)
Dynamics 365 Tenerife Demo
Dynamics 365 Tenerife Demo

以上のような前置きがあり、名コンビとなってきたJannik Bausager 氏とClaus Busk Anderson氏のデモンストレーションが始まりました。

まずはJannik氏から、NAVの非常にベーシックな機能への拡張について説明がありました。

Jannik 氏
Jannik 氏

ツールバーのSand Boxから該当するインスタンスへの切り替えがかなり容易になったこと。ロールセンターも拡張され、ウェブクライアントから再度サインインをせず他の画面ロールセンターへ切替できるように改良されています。カンパニーの切替も同様です。当然ながらウェブクライアントのユーザビリティーも向上しています。

また、連結会計処理もロールセンターから直接行えるようになっていました。おーっ、って思いました。

Consollidation
Consollidation
Sand Box
Sand Box

ロールセンターに各財務諸表をExcelに抽出するボタンが追加されました。

Excelへの帳票出力
Excelへの帳票出力

マスターデータや開始残高などの取り込みも改善されており、QuickBookなどからのデータ移行の補助ツール(Assist Setup)が充実しています。日本だと勘定奉行や弥生会計などからのマイグレーションツールもここで定義できそうです。設定画面(Assist Setup)を一か所に集めるモジュールが新たに作成されており、これは導入ベンダーにはありがたいなと感じました。

Assist Setup改良
Assist Setup

旧バージョンでは、転記(Posting)のタイミングで転記セットアップが不足しています。というエラーメッセージが出ていたのですが、これが転記前に画面に表示されるようになりました。

Posting Setup
Posting Setup

同様に、Vendor Invoice Numberの重複チェックも、転記前に警告として表示されるようになりました。

Vendor Invoice Number
Vendor Invoice Number

次に、一般仕訳帳(General Journal)の入力データをExcelにExportして、Excel上で編集。明細行を追加して、Microsoft Dynamics のExcel Add in機能を活用して、一般仕訳帳へのデータを更新。

General Journal
General Journal
Excelとの双方向データ連携
Excelとの双方向データ連携

勘定科目リスト、分析コードを用いたレポートの画面などに、必要に応じて分析項目(Dimensions)/分析コード(Dimension Values)で直接フィルターがかけられるようになりました。

Dimension Filter
Dimension Filter

続いて、中堅中小企業ではよくありますが、外部の会計士に業務の一部を外注しているケースへの対応として、Assist Setup(簡易設定)で外部からのアクセスを許可、設定可能となり、Accounting Hub という新たなコンセプトが発表されました。SMB(最近のマイクロソフト社内ではSMCというらしい)の場合、外部会計士分の1ユーザーが無償提供されるとのことでした。(日本でもはやくほしい)

External Auditor Invitation
External Auditor Invitation
Invite External Auditor
Invite External Auditor

中堅中小企業視点でモノづくりをしていることがよくわかる新機能と言えますね。

個人的に、これはいいな!と感じた新機能として、上記のAccounting Hub と連携してタスクをアサインし、締め切り日を定義できるようになりました。つまり外部の会計士は、外からアクセスし、Accouting Hubを確認するとTo-Doや遅延作業が見えるので、社内のユーザーに作業依頼を急いだり、必要なタスクを優先順位をつけて対応できます。また社内のユーザーも外部の会計士へ依頼している作業の進捗も見えるわけです。

User Assigned Task
User Assigned Task

これは、導入の段階から利用することで、導入パートナーと、ユーザー企業のタスクを見える化しながら、プロジェクトを効率的に進めるツールとして利用してもいいのではないかと感じました。

OCR連携もタイムリーに更新されたデータを設定画面側で即座に反映する事ができるようになっていることを確認しました。

OCR連携
OCR連携

そのほかにも、諸掛配賦の機能が拡張されるようです。これまでは、「金額」「同額」配賦が利用できましたが、「Net Weight」「Gross Weight」での配賦も可能になると説明がありました。(→残念ながらそれではあまり意味がないので、基本取引単位「Base Unit Measure」で配賦できるよう開発しなおすようにその場でお願いしました。)完成すれば喜ばれるお客様も多いと思います。

Item Charge(諸掛管理)
Item Charge(諸掛管理)

さてさて、ここで最近のマイクロソフトらしい新機能が、社員や仕入先/得意先の相手側担当者の写真をインポートすると、プロファイルをCognitive Serviceを活用し、性別や、年齢を予測しています。Marko氏は35歳と出て、Happyだったのではないでしょうかねw

Cognitive Service
Cognitive Service

ここからはClaus氏がデモンストレーションを担当しました。

Design Mode
Design Mode

これは旧クラッシッククライアントで持っていた機能の拡張版で、アプリケーションコンサルタントにとっては非常に便利な機能になります。ウェブクライアントでこれができるようになるとは、ある意味感動です。デモ映えもしますしね。

 

Claus, Marko, Jannik
Claus, Marko, Jannik

ここからはクラウドサービスについて、テナント別のハイパワースケール、アップグレードの観点から拡張性を、アップタイムやテレメトリーの観点から信用性について解説がありました。例)7秒で新たなテナントが構築できて、ユーザーは新しい環境でオペレーションを開始することができる。30秒でデータがアップデートされる。(どのくらいのデータかによるだろうが)

Cloud Service
Cloud Service

次は、Jasper Hedegaard Bojsen 氏による、Appsの構築方法についてのデモンストレーション

Building Apps
Building Apps

現在AppSourceのサイトでは、D365に関連するAppsがいくつか確認できます。

Apps
Apps

Dynamics365 Tenerife の中にAppsourceを取り込むと、そのAppsourceを開発したベンダーのサービスの提供を受ける事ができることをしっていますか?というメッセージが出てくるそうです。これはベンダーにとってもありがたいですね。

メッセージ
メッセージ

つまりは、AppSourceが”Build With”、”Go to Market With”、”Sale With ”というマイクロソフトの新しいパートナー戦略のキーフレーズに合致していると解釈しました。

Jesper氏は、あるAppsourceを利用して、発注金額が予算を超過していた場合、上長の承認を得るデモンストレーションをPower BIを交え実行しました。

右のBOXのデータが可視化されている部分をクリックすると、

Items Plus Power BI
Items Plus Power BI

Power BI でつくられたレポートが確認でき、

Power BI
Power BI

これをもとに発注金額の予算をあげるフローを承認起票、

Pending Approval
Pending Approval

また、ページから、Extensions(カスタマイズの外だしロジック)を定義し、

Page Extensions
Page Extensions

Visual Studio CodeでLoyalty Fieldを追加、クレジットリミットを20%増加させると30秒ほどで実装できるデモンストレーションが行われました。

VSC
VSC
VSC
VSC
Jesper氏
Jesper氏

また、タブレットクライアント、フォーンクライアントのUIをつくるのも簡単で、

Phone Client
Phone Client

利用可能なAPIについても解説しました。

Available API
Available API

最後に、Dynamics 365 Tenerifeは、どのようなツールでも、そして異なるプラットフォームでつくられたサービスでも、Appsouceを用いる事で、効率的に連携運用することができると締めくくりました。(パートナーは沢山Appsを開発してね、と聞こえましたw)

Apps
Apps

最後のデモンストレーション担当は、Chad Sogge 氏で、Microsoft Appsについていくつかのシナリオを用い解説しました。

Microsoft Apps
Microsoft Apps

Chad氏は、Accountant Hubから会計業務のBPOを担当している会社のリストから

BPO Company Lists
BPO Company Lists

更に、自分のタスクリストを表示、締め切りが過ぎているものを優先的に処理、

My User Task Lists
My User Task Lists

企業情報を確認し、

Company Detail
Company Detail

該当する遅延タスクを確認し、

Company Detail Info
Company Detail Info

試算表をExcelに抽出、

Export Excel
Export Excel

慣れたExcelで作業、

Trial Balance
Trial Balance

画面に埋め込まれたPower BIにて情報を確認、

Power BI
Power BI

勘定科目の照合画面から

Accouting Reconcile
Accouting Reconcile

支払い状況の照合を行います。

Payment Recocile
Payment Recocile

入金が遅延になっている取引の伝票を確認し、モバイル端末から、

Invoice Apps
Invoice Apps

入金遅延を確認、

Payment Over Due
Payment Over Due

Chad 氏からの入金が遅延していることを確認、

Invoicing
Invoicing

承認プロセスを経て、改めてインボイスを作成し送信します。

Invoice Creation
Invoice Creation

先のオペレーションから生成された情報は、Office365のBusiness Center Previewにて確認できます。

Office365 -Business Center
Office365 -Business Center

左のInvoicingボタンを押下すると、

Invoice Lists
Invoice Lists

それぞれをクリックすると、情報のトラッキングが可能です。

Invoice Info Tracking
Invoice Info Tracking

こちらからも請求書のフォーマットを確認することができます。

Invoice Format
Invoice Format

このように、一連の請求までの流れをDynamics365 Tenerife とInvoicing Appsを活用したモバイル端末でのオペレーションで実行、Office365と連携した証跡の管理はSMBマーケットにて相当なニーズがあると感じました。ただ、日本でこのようなニーズがあるか?ですね。

Office365のBusiness CenterのOnline Presence、Bookingなどは便利ですね。

Online Presence
Online Presence

 

Booking
Booking

次は、BookingのAppsとの連携シナリオを用いたデモンストレーションです。

Booking Activities
Booking Activities

パブリックなウェブサイトとの連携シーンを見てみましょう。

S&S Racing
S&S Racing

Facebookのサイトを経由して、ビジターがサービスの受付を行います。

Service Booking
Service Booking

ビジターがサービスを受けたい時間を選択します。

Appointments
Appointments

必要な入力を終えると、完了です。

Booking Completed
Booking Completed

Office365にて、スタッフのリストが確認できます。

Staff
Staff

Office365にて、サービスのリストが確認できます。

Service
Service

先ほど、Facebookで受けた修理・サービスの予約がカレンダーにて確認できます。

Calendar
Calendar

それでは、S&S Racingのロールセンターを見てみましょう。

Role Center
Role Center

未請求の予約データが確認できます。

UnInvoicing Booking
UnInvoicing Booking

メンテナンスの実作業が終わったら、請求データを作成します。こういう連携も面白いですね。

Sales Invoice
Sales Invoice

次のシナリオでは、お客様から下記のような引き合いのメールをいただきました。

LUIS?
LUIS?

このメールの本文を読み込んで、自動で見積もり(Quotation)を作り出しています。これはLUISで事前に学習をさせたのでしょうか?あとで、デモンストレーターに聞いてみます。

Quotation
Quotation

承認プロセスを回して作成した見積書がメールに添付されています。

Quotation attached
Quotation attached

 

Quotation
Quotation

請求書を送るようです。前払いのプロセスなのでしょうかね?

Invoice
Invoice

受注したのでしょうか、急ぎ送ってくださいというメールが来ています。このメールから

Quotation
Quotation

見積伝票を受注伝票に変遷させ、そこから承認、請求処理を実行します。

Invoicing
Invoicing

正式な請求書をメールに添付して送信!

Invoice Sending
Invoice Sending

ここからが少し新しいデモになっていました。

なんと、Outlookからカードで購入者が直接払うというビジネスプロセスです。

Pay with Outlook
Pay with Outlook

登録してあるクレジットカードが確認できます。

Pay with Oulook
Pay with Oulook

セキュリティーコードを入力して、支払いへ

Peyment with Security Code
Peyment with Security Code

これで支払いも完了です。見積、受注、請求、支払の一連のサイクルを全てOutlookとAppsourceで行っています。

Payment Done
Payment Done

これは便利で、デモ映えするなと思いながらも、日本は一括請求書だし、請求書を都度だすような輸出のビジネスは取引高が大きいのでクレジットカード決済はほぼない。このシナリオが利用できるのは、通信販売のプロセスくらいですね。でも通販も日本だと代引きでの支払いがあるので、返品/返金は欧米のように簡単にはいきませんね。ただ可能性は感じる事ができた面白いデモンストレーションでした。欧米などはこういう方向に動いていくのでしょうね。日本も一括請求書とかやめて、キャッシュマネージメントをもっとシンプルに変えていったほうがいいのではないでしょうか。

2日目のキーノートは、パートナーはこれからどんな学習を進めたらいいのかという事で下記のサイトの紹介から始まりました。

https://msdn.microsoft.com/en-us/dynamics-nav/developer/devenv-next-steps

Office365のパートナー、HRソリューションを展開するADP、D365 Financial and Operation を使っているユーザーや、導入したベンダーなどがステージに上がり、Marko氏とディスカッションを行いました。

Guest Skpeakers
Guest Skpeakers

エコシステムを連携させていく事が、SMBマーケットのシステム間連携の肝になってきそうです。初日のデモにもあるようにOffice365のAppsやCommon Data Serviceとの連携は面白いですね。またADPの欧米がもつ人事や給与計算などのソリューションとAppsourceが連携するのは非常に効率があがるし、日本のマーケットでも同様のものをつくっていく必要があるなと感じました。PartnerがAppsをサービス化する時代に突入といったところですね。

Partner SaaS Apps
Partner SaaS Apps

 

Microsoft SaaS Apps
Microsoft SaaS Apps

また、マーケットからのフィードバックとして、Enterprise Edition, Business Editionの区別は必要ないという声がおおいようで、今後は企業規模やシート数などの括りはなくなりそうです。

さて、ここからは、Dynamics365 for Salesのお話です。Danniel氏がステージにあがりました。

Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Danniel氏
Danniel氏
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales

 

Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales
Dynamics365 for Sales

旧バージョンに比べて圧倒的にシンプルになりました。Sales Overview Dashboardや、ShrePoint連携も、より便利になってきた感があります。また、大きさを変更すると、タブレット、フォーンクライアントの画面サイズに自動調整されるのもなかなかいい。またTenerifeへの見積/受注伝票の連携は2重入力がいらないので更にいいですね。

続いて、Dynamics365 for Marketingは、Ghufran Iftikhar 氏により解説されました。

Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing
Dynamics365 for Markeing

メールのテンプレートや、Word テンプレートの活用、マーケティングの効果測定・結果集計、リード作成からDynamics 365 for Salesへの連携など、非常に面白いですね。特にSMBはマーケティングの専門部隊がいない企業も結構あるので、システムに併せて業務を実行してもらうにはいいツールなのではないでしょうか?

Dynamics365 for Sales、Dynamics365 for Markeing、そしてDynamics365 for TnerifeのUXはかなり統一感が出てきました。ユーザーが必要なサービスだけを必要なときに利用できるようにというDynamics365のコンセプトに合致してきています。

さてさて、じゃいつリリースなの?となりますよね。下記のスケジュールが本日発表されました。

Release Information
Release Information
Tenerife UX
Tenerife UX

Dynamics365 Tenerife UX Role Centerが改良されました。

Dynamics365 Tenerife UX Role Center
Dynamics365 Tenerife UX Role Center
Dynamics365 Tenerife UX Role Center
Dynamics365 Tenerife UX Role Center
Dynamics365 Tenerife UX Role Center
Dynamics365 Tenerife UX Role Center
Dynamics365 Tenerife UX Role Center
Dynamics365 Tenerife UX Role Center
Dynamics365 Tenerife UX Role Center
Dynamics365 Tenerife UX Role Center

最後にMarko氏が、これまでのパートナーの皆様の取り組みに感謝します。Dynamics NAVはSMB企業向けのサービス、Dynamics365 Tenerifeとして進化をこれからも継続していきます。Dynamics365 for Sales, Dynamics365 for Marketing、AppsやCommon Data Serviceを活用して、エコシステムをお客様に提案していきましょうと括り、2日目のキーノートは幕を閉じました。

”Thank You”
”Thank You”

2日間のキーノートに参加してみて、Dynamics365シリーズのUX、アプリケーション連携のイメージは、だいたいクリアになってきました。一方で、Extension、Appsourceのどちらを用いて今後はモノづくり(開発/カスタマイズ)を実装していくべきなのか?明日からのハンズオンで実際にいろいろ学びながら自分なりの結論を出していきたいと思います。個人的には、Extensions2(カスタマイズのレイヤー管理手法)も未完成な状況なので、現段階では、Appsourceに関しては、PowerApps、Power BI、Microsoft Flowだけを活用し、NAV(Tenerife)側では手を入れないほうがいいように感じています。

下記は現段階の理想的なカスタマイズ/Appsの管理手法を表現したものです。

ISV→ISV&VAR→Customer
ISV→ISV&VAR→Customer

 

今回のイベントでは、Microsoft FlowPowerAppsに関するセッションもありデータの可視化に関する議論も活発に行われました。

Microsoft Flow
Microsoft Flow
PowerApps
PowerApps

これらのセッションではほぼ新しいトピックはなく、昨年度から日本でしっかりと取り組んできたことで学びえる事はありませんでした。当方のほうがDynamics製品とのより具体的な連携シナリオ群をもっているので登壇者の代わりに教えてあげたかったです。

総じて、Azure Service Fabric DevOpsなど、これまでのDynamicsで閉じたイベントではコンテンツにならなかった要素も織り込まれたイベントに代わってきました。他のイベント同様One Microsoft感が一層強くなってきましたね。(これはいい面も悪い面もあり、悪い面のほうがフィードバックとして多いので、DirectionsというイベントはNAV(Tenerife)になるべく特化して今後も開催できるよう私からもフィードバックしていきます。

来年は、サンディエゴにて、9月30日-10月3日で開催されることがクロージングキーノートで発表されました。

DirectionsNA2018
DirectionsNA2018

私が運営担当でもある来年の春に開催されるDirectionsAsiaでは、タイバンコクに集まってくださるAPAC(アジアパシフィック)のパートナーの皆様に、今回のDirections NA(北米/米国)と来月のDirections EMEA(欧州/スペイン)で学習した事をベースに、更に拡張した面白いデモンストレーションをお届けしたいと考えています。

日本の皆様にもセミナーなどで新しい情報を共有していくつもりですので、是非ご期待いただければと思います。