
皆さん、こんばんは。室長こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications )です。
さて、今日はDynamics 365 Business Central Virtual Eventがあるという事で、通常業務後に20時30分~22時30分まで仮眠をとっていました。たった今、23時からはじまったキーノートを見終わったところです。どうやら、これからの時代は、海外出張に行かずとも、時差ボケに悩まされる日々がやってくるんだというニューノーマル(新しい生活様式)に苦しんでいくような気がします。まず、無料イベントを申し込むと下記のようなメールが来ます。
で閲覧サイトにアクセスすると、
講師陣も超豪華!
オンデマンドセッションも用意されているようです。なるほど。Application Client , Developer, Migration Tool, Platform領域から個別セッションを見ていけばいいのか。
個別セッションは、こっそり後から見る楽しみにおいておくとして、まずは、キーノートをいつものように室長の勝手な解釈で、振り返ってみたいと思います。
もし、先月私が書いた、ビジネスアプリケーションサミット‐Dynamics 365 Business Central 編–を、まだ見ていただけていない方は、是非そちらを見てから、本Blogのスクリーンショットを眺めてもらえると、見た事のあるスライドは飛ばし読みができるので、よりはやく全体をキャッチできると思います。
冒頭は、Mike Ehrenberg氏からですね。
惑星に例えるのはいいですね。小さな惑星で表現されているところが非常に魅力的です。
新たに製品のGMに就任されたMike Morton氏から。
45分のキーノートの後には、15のオンデマンドセッションが用意されています。
前回のBlogでも登場してきたスライド
”システムをリモートで構築するという新たなビジネス”、””顧客がクラウドベースのソリューションを求めている”、”バーチャルなコラボレーションによる想定外のメリット”
まずは、Jannick Busager氏がアプリケーション側の解説。
デモ環境の構築の話。
Office365とDynamics 365 Business Central (D365BC) のテナント作成。
構築は簡単。ホントに。でも、デモンストレーション用のデータが英語なのは、ちょっときついかな。
ユーザーインターフェースはスペイン語。
日本語もちゃんとありますね!
当社が開発しているJ-PACK(日本商習慣対応機能)もあります!
上記の35ヶ国に加えて、新たに8ヶ国対応していくのか。合計で43ヶ国対応ね。
英語の画面に戻って。
Edgeブラウザだったら、デモンストレーションに必要な画面を事前に並べ定義できる。
おー!これはいい。一つ一つクリックして画面開く必要がないのか。
レポートをお気に入りに簡単にできるという話から、ぶっとんで銀行勘定調整機能のお話。これは前回のBlogでもご紹介済みです。ぱっと見、かなり綺麗になりました。
リソースマスタが発注画面の明細で選択できるようになりました。
売上請求伝票から訂正伝票が簡単に起票できるようになりました。
発注伝票に入荷数量の許容率をセットできる機能。ワークフローもキックできるようになっているみたいです。
プリンター設定のお話。
Email Printerっていうんだ。
勘定科目を見やすくたたんだり、広げたりできるように。
ロールセンターのパーソナライズ。隠れていたものを表示できるように。より簡単に。
おー。パーソナライズで変更したUIは、ここでファイルをダウンロードできる。
で、それを他の人用にインポートできるわけね。
Idea Portalの話。いいアイデアは採用しますよ!的な。
パフォーマンスの話。40%ほどのスピード改善が前回のメジャーリリース(秋)からなされた。
かなり改善がなされていますね。パフォーマンス悪いと、どんなにいいシステムでもいい印象はなくなりますから、非常に大切な改善項目ですね。
なるほど。パフォーマンスチューニングガイドを見てくださいとのこと。
会社の設定がここからできるようになりました。
アシスト設定も、同様の場所から選択可能に。
CDSに関しても、アシスト設定から。
なるほど。既にCDSがあるかどうかチェックするわけね。
であとは、管理者の資格情報を使ってログインする必要があるわけね。
ここからは、Claus Busk Andersen 氏がデベインフラを解説。
アシスト設定に加え、D365BCの会社とCDSのビジネスユニットを連携、D365 Customer Engagementと連携。D365BC⇔CDS間でテーブルのプロキシなどを自動作成か。
インターフェースの改善
インターフェースや名前付き定数リストで機能改善したんだ。
Extension間でのテーブルの移動について。現在はOn-Premiseだけの対応か。3つのシナリオのうち一番多いのはMove Upだな。インターフェースの改善と、イーナムやテーブルの移動は、うちの開発者に学んでもらわないといけないな。
シームレスサービスについて
直接アプリ側からテーブル情報が見れるようになった。
これは懐かしのクラサバ2-Tierから3-Tierになったときに追加された機能の復活。なんとまぁ、11年ぶりに再登場!SQL Serverをどのユーザーがブロックしているかわかるってやつ。
Environmentにノーティフィケーションを設定しましょうというお話。
前より表示されている情報が増えましたね。
サービスアップデートを許可する設定
インストールされているAppSourceの利用できる最新バージョンと更新アクションの確認
ログインユーザーのセッションを確認。セッションを切ることもここで対応できる。
ここは今回のアップデートで興味深いところですね。Application Insight Keyの設定。Azure側で監視できそう。
パフォーマンスと安定性について。リードスケールアウトから。
リードスケールアウトの使い方
ここは、確かに運用上において、いくつかのシナリオがありますね。
テレメトリーについて
やっと、パートナー側でも、テレメトリーへのアクセスができるようになった。
大体、この3つのシナリオになるでしょうね。
今回はウェブサービスリクエスト、レポート実行、会社へのアクセスのタイミングがとれるようになったのか。
ここは、インフラチームにもみてもらわないと。
ここからは、Chad Sogge氏がデータマイグレーションについて。
BCオンプレはマイグレーションSaaSに直接マイグレーションできるんだ。ADFということは大量データか。ISV用のデータマイグレーションツールのお話ね。
データマイグレーションパスのお話。
GPからBCへのマイグレーションツール。2015バージョンまで遡って対応ってすごいな。確かにGPでは分析軸をSegmentというし、BCではDimensionsっていうもんな。
GPのISVパートナーのソリューションもBC用のAppSourceに既に登録されているんだ。これはちょっと調査したいですねぇ。知らないソリューションがありそう。
GPからD365BCへのマイグレーションの話。ツールをもっと充実させないと厳しそうだな。
SLからもD365BCへマイグレーション。こっちもツールの開発が必須だな。
80GBのストレージでは足りない場合
急にDBサイズが大きくなった場合のアラート。実伝票や写真などのD365BCへの添付はAzure Blob Strageに移管。ま、そのほうがいいね。アーカイブの話。
Wave 2(秋のメジャーアップデート)の投資領域について。Teamsとの連携が気になりますね!
What’s Next (うちの親会社のスローガンだ)6月10日、11日にLiveセッションも開催予定。
Directionsにご参加くださいとのこと。(うーん?)
オンデマンドセッションのご紹介。
45分間のセッション終了!
前回のビジネスアプリケーションサミットのD365BCの基調講演と併せてみてもらえるといいかと思います。個人的には、D365BCはSaaSアプリなので、パフォーマンスやサービス自体の領域における改善、Azure Application Insightが使えるようになった点が、監視ができるので非常に大きいと感じています。CDS連携も他のエコシステムの連携を構築するという観点から不可避だったので、今回の改善はうまく優先順位をつけてリリースされていると思います。引き続き、個別セッションも確認し、有益な情報があれば、また共有させていただきます。
それでは、本日はこのくらいで。Let’s to Moooore Dynamics and Power Platform !!