Dynamics 365の学び方/FY 2020 Wave1

29 3月

皆さん、こんばんは。吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications) です。この数日は、平日はテレワーク、休日は自宅で家族とごゆっくり過ごす事が増えてきたのではないでしょうか。通年であれば、この時期は卒業・入学、歓送迎会、花見と、大変華やかで、美しい季節柄なのですが、残念ながら、今年は、上野公園も下記のように入場禁止、通行止めの状況です。

満開の桜も多くの人にみてもらいたいでしょうし、本当に残念ですが、欧米の医療従事者の最前線でのご活躍や、自衛隊中央病院からの下記のようなメッセ―ジを目にすると、目頭が熱くなります。

実際のところ、先ほどNHKでも解説をしていましたが、東京はいよいよ瀬戸際な状況です。首都封鎖(ロックダウン)になるかもしれません。

フリーランスや個人事業主、飲食店を経営されている皆様におかれましては、運転資金の確保など、本当に厳しく/辛い時期だと思います。政府の支援が、お困りの皆様にはやく届きますように。

このような中でもビジネスを止めるわけにはいかないので、当社では先週の金曜日からMicrosoft Teamsを活用したオンラインセミナーをスタートしました。いくつかの改善点を見出しましたが、概ねやってみてよかったと思っています。

4月も2回ほど開催を予定しておりますので、お時間があるときにご参加いただけますと幸いです。

さて、今日はタイトルにもありますように、Dynamics 365 の学び方と、Dynamics 365 の春のアップデート(Wave 1)について記載しておきたいと思います。

まずは、Dynamics 365 をご存じない方のために。Dynamics 365とは、マイクロソフト社製のクラウド型ビジネスアプリケーション(CRM/ERP)です。基幹統合業務パッケージと表現されることもあります。

開発元のマイクロソフト社は、「Digital Feedback Loop」というキーワードを用い、「Engage Customers」「Optimize Operations」「Empower Employees」「Transform Product」をよりよく実現するためには、データを効率よく集め、解析し、洞察を与えるためには、インテリジェントなクラウド&エッジ基盤が必要と解説しています。

デジタルトランスフォーメーションを実現するための最有力候補として、Microsoft Azure、Office 365、Power Platform (Power BI, Power Apps, Power Automate, Power Virtual Agent)とあわせて、是非Dynamics 365を御社の業務/情報システムとして、ご検討いただけますと幸いです。

実は、Dynamics 365は、AI(Insight)、HoloLens(複合現実)、更に強力なPower Platform (Power BI, Power Apps, Power Automate, Power Virtual Agent)群のサポートを得て、かなりのビジネスプロセスがカバーできるように進化してきました。

TalentがHuman Resourceに、Project Service AutomationがProject & Serviceにリブランドされて新規リリースされるとアナウンスもされており、新化が激しいため、すべてを事細かに理解している人は世界に一人もいないと思います。

春のアップデート(Wave 1)ですが、→Docsに記載があります

Marketing、Sales、Customer Service、Field Service、Finance、Supply Chain Management、Human Resources、Commerce、Business Central などの Dynamics 365 アプリケーション全体で、何百もの新機能が含まれています。と書いてあります。何百って?と思われるかもしれませんが、最近、Wave1(日本の春)とWave2(日本の秋)には、このくらいの数の機能拡張があり、製品を導入していくコンサルタントは、最新情報にキャッチアップするのが本当に大変です。

どのサービスのどこの機能が追加、並びに更新されたかを把握されたい方は、→ここ←からPDF(504ページ)をダウンロードしてください。↓のように、Microsoft Dynamics 365 |2020 RELEASE WAVE 1 PLAN |Features releasing from April 2020 through September 2020が確認できます。

これは、ちょっと、細かすぎるよ!という方には、↓リリースウェーブ1の計画↓から、Finance & Operations (現在の名前はFinance and SCM)や、Business Central をご覧いただけると春のアップデートの内容が、もやーっとわかります(笑)

主だった改善ポイントとしては、

✓会社別、テーブル別のレコード数、容量の確認が可能
✓ページをパーソナライズする際、ユーザーによる非表示・再表示が可能
✓Dynamics 365 Business CentralとCommon Data Serviceの連携強化
✓リソースを直接発注書に追加可能
✓マルチ言語対応の強化

などがあります。

で、それぞれの製品について、もっと知識をつけたい方は、Microsoft LearnにDynamics 365 シリーズも存在するので、まずはここからはじめましょう!

役割を選択して、自分が学びたい領域を選択します。例えば、Business Centralを選択すると、

102件の結果が見つかります(-_-;)

↑のMicrosoft Dynamics 365 Business Central の紹介を選択すると、

↓の画面が確認できます。

簡単な説明のVideoもあるので、ある程度の学習が可能です。

という感じでBusiness Central の知識をつけることができます。

ちなみに、Finance and Supply Chain (旧Finance & Operations )を選択すると、ラッキーなことに165セットの学びのコンテンツがありますw

YouTubeにも情報が結構あります。まずは、Microsoft Dynamics 365 のチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

ここには、マイクロソフトのグローバルイベントのセッションそのものや、製品概要、また事例集など、基本英語ですが、英語の勉強にもなりますので是非ご覧ください。本当に山のような情報が存在しますので宝の山です。

Wave 1の資料を読むと、Business Central は、Wave 1で環境(Environment)単位に複数の言語がもてるようになります。またCDS(Common Data Service)対応になります。CDSが何かわからない方は、Microsoft Dynamics 365 のチャンネにある室長お気に入りの↓YouTube↓をご覧ください。

Dual-write automates data flow between Dynamics 365 applications and Common Data ServiceというBlogも、合わせて読まれるといいかもしれません。

お忙しくて、学んでる時間がない、製品がよくわからないという方で、導入をご検討/ご希望のお客様は、当社Pacific Business Consulting, Inc.まで、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

期間限定で、利益度外視のトライアルキットキャンペーンを実施しておりますので、こちらもどうぞご検討ください。

コロナウィルスという見えない敵と戦いながら、業務もこなしていかないといけないので、いろいろ大変な状況だと思います。こういうときこそ、丁寧に時間を過ごして、しっかりと力をつけていきましょう。学ぶには絶好のチャンスです。

それでは、今日はこのくらいで。Let’s Go Moooore Dynamics !