みなさん、こんばんは。お元気ですか? 最近暖かい時があって、翌日薄着で出かけると、やっぱり肌寒いときがあり、まだ薄手のコートは必要だなと感じている吉島良平(Ryohei Yoshijima)です。季節の変わり目は体調を壊しやすいので気を付けてくださいね。それから嫌な嫌な花粉の季節が到来しますね。あれほんとですかね?ヨーグルトがぶ飲みがいいってやつ。ご存知だったら、今度教えてほしいです。また、毎年この時期は、綺麗な桜が待ち遠しいですよねぇ。当社のオフィスは天王洲アイルにあるのですが、裏手には川があって春にはそこらじゅうで桜が満開になります。今年はその時期に海外出張がなく、桜のそばで仲間たちとDynamicに乾杯ができればなと思っています。
さて、本日のDynamicsBlogでは、先月2月3日の節分に(あえてこの日を選んだのは誰だろう?)新製品Microsoft Dynamics NAV 2016 の記者会見をさせていただきましたので、その概要をDynamicに解説させていただきますね。
私はNavision2.0というバージョンから携わっているのですが、今回のリリースで、史上最強の中堅中小企業向けERPになったと確信しました。
Dynamicsの製品紹介は、以前のBlogでご紹介していますので、もしはじめてこのBlogをご覧になる方はこちらをご確認ください。https://www.pbc.co.jp/blog/microsoft-dynamics-series/#more-22
是非、今日覚えていただきたいキーワードは、Dynamics NAV =In Office365、On Azure、With Dynamics CRMという、「In」「On」「With」です。簡単に説明をすると、Dynamics NAVというERP(基幹統合業務パッケージ)は、Office365と連携させて利用でき、Microsoft Azure上で稼働するクラウド型のERPで、Dynamics CRMとネイティブ連携するERPだという事です。
このグローバルの製品キーワードに個人的には「Plus」を加えて、Plus PowerBIとし、「Dynamics NAV =In Office365, On Azure, With Dynamics CRM, Plus Power BI」とすると、より的確かと思っています。
なんとPower BIともネイティブ連携するようになったのです!もう数百万をかけてBIを構築する時代ではなくなってしまいました。即日利用可能です。しかも、1ユーザー、1か月で1000円ちょっとなんですYo!!
また、NAV2015までのバージョンでは、当社で日本語・中国語(簡体字/繁体字)の3つのローカライゼーションをリリースしていましたが、今回はなんとタイ語とベトナム語も併せてリリースさせていただくことを発表させていただきました。
タイには日系製造業が多く進出しており、また日中間の政治不安などから中国からタイのほうに子会社を移設するケースも出てきたこと、さらにタイのSIerにシステム導入の引き合いが多く、日系SIer間で取り合いになり、結果として人日単価が高騰してきたという背景があり、タイだけでなくベトナムもマーケットとして魅力的で日系企業の進出も多く、タイの開発をまだコストが安価なベトナムでもサポートできるようにという事が背景としてあります。今、タイの人日単価ですが、900USDとかになっているSIerもあり、僕の人日単価より高いのです。。。。涙。(あ、ここは泣くところではない。)
結果として5か国語の翻訳や商習慣対応をしたDynamics NAV 2016 を2016年4月にリリースすることとさせていただきました。これにより東南アジアに進出する企業のサポートも自社製品で対応させていただく準備が整います。これまでは現地のベンダーのソリューションを使っていたのですが、品質も悪く困っていたので、プロジェクトの管理をする立場である自分にとっては、プロジェクトの他のポイントに注意を向けることができるので少しほっとしています。
では、キーワードのうち、In Office365について、一緒にみてみましょう!
1月30日に大阪で開催されたSharePointの勉強会でも解説をしたのですが、上記のようにOffice365と密連携します。もしお時間がある方は、こちらをみていただけるとよりイメージがわくかと思います。https://www.pbc.co.jp/service/ERP-in-Office365.html
Power BIにはDynamics NAV用のコンテットパックがリリースされたので、事前定義されたBIが即利用可能なんです涙(今回は泣いてばかりだなぁ。うれし泣きだからご勘弁を)僕のPowerBIにもCRMとERPのデータが表示されています。
Office365連携はNAV2013から可能となり、ここではいくつかの例をあげておくことにします。
得意先マスタにメモを書いて、それをOneNoteに送るとそれがSharePointOnlineに集められるんです。これはすべてのマスタや伝票についている機能なので、「ポストイットがいらない」ことになり、いままでデータの一元管理をうたい文句にしていたERPがついに「メモも一元管理」できるようになりました。これで、みなさんのデスクトップが整理整頓されますね!
また、一般的にERPの導入は帳票/レポートの開発がカスタマイズの50%以上を占めるといわれてきました。Dynamics NAVの帳票はVistualStudioやReportBuilderで設計&開発ができるのですが、Wordがインポートできるんです。Wordで帳票イメージを定義して、それをインポート。あとはXMLマッピングを行うだけで帳票の設計&開発ができるのです涙(やばい。ここも感動する!)
是非、中堅中小企業にお勤めのOffice365ユーザーにはDynamics NAVを合わせてご利用いただきたいですね!
次にOn Azureですが、Azure上でPaaSとして提供される「SQL Database」をNAVのDBとして利用できるようになりましたっ!ついにAzureSQLでネイティブ稼働するんです。データ量や処理量に応じてデータベースを従量課金で利用できるため、コストを抑えながらパフォーマンスあげられます。Microsoftのアプリケーションなんだから、Microsoftのクラウドプラットフォームで利用したいですよね!https://www.pbc.co.jp/service/ERP-on-Azure.html
そしてなんとーなんとー次バージョンNAV2017 では、Azure Machine Learning (機械学習)機能とネイティブ連携することもすでに発表にっているんです!Power BIにCRM、ERP、AMLで作成した販売や製造予測データをもってくることができるようになるので、経営者や企画担当の皆さまにとっては不可欠なデータが一元管理できるので最高ですね!
最後に、With Dynamics CRMについてふれておきましょう。CRMをご存知でない方は、是非こちらをご覧ください。https://www.pbc.co.jp/product/crm.html
Dynamics NAV上でDynamics CRMのURL・ID・パスワードを入力することで簡単に連携設定が行えます。さらに、CRM側に“NAV連携ソリューション”をインストールし、NAVの売上実績データ等をCRM側から参照することも可能になりました。ついにCRMとERPの密連携が可能となりました。これまではDynamics Connectorを活用してつないでいたのですが、連携設定も非常にシンプルで簡単になりましたぁ涙(本日4回目の感涙)異なる開発元のERPとCRMを利用していると、ここのインターフェースも個別に開発しないといけなくなるため、プロジェクトに余計な時間がかかり、結果コストも増えていきます。
Dynamics NAV とDynamics CRMの連携についてはこちらもご参考までに。https://www.pbc.co.jp/service/integration.html
中堅中小企業にお勤めのDynamics CRMユーザーには、是非Dynamics NAVを合わせてご利用いただき、Dynamic s NAVユーザーにはDynamics CRMを是非ご利用いただきたいです!One Microsoftだと間違いなく業務効率があがりますからね♪
その他もろもろ追加された新機能があるのですが、ここではいくつかの概要を記述しておきます。
ついにワークフロー機能が内包され、伝票やマスタの承認をNAV上で行えるようになりました。条件とアクションを選択するだけで、ノンプログラミングでワークフローを設定できます。これまでは3rdPartyのソリューションを使っていましたから、導入をしていくコンサルタントにとっても非常にありがたい新機能です!
PDFファイルの取り込みやPhoneクライアントからのカメラ起動により、証憑イメージの保管が可能となりました。お客様から入手した発注書や仕入先からの請求書などをNAVの内部に保持できるので、ユーザーの皆さまにとっては参照が容易になるため、楽ちんですね!
なんと前受収益や前受費用の繰延処理を自動化する機能も追加されました。特定の品目・リソース・勘定科目に繰延スケジュールを設定しておくことにより、自動で仕訳を作成できます。NAV2015までだとサービスモジュールのサービス契約を利用すれば、未収収益を月次で収益実現させていく機能はあったのですが、この機能の登場でサービスモジュールを利用しなくても販売購買のモジュールから繰延処理ができるようになり経理担当者が振替仕訳などをつくらなくてもいいのです。これも便利で実用的な機能なんです!
あ、そうそう。NAV2015に実装されたTabletクライアントに続き、スマートフォンでの操作に最適化されたPhoneクライアントがNAV2016に実装されましたんです。勿論最近のマイクロソフトは変わりましたから、iPhoneやAndroidでも利用可能です(笑)
ウィンドウズクライアント、ウェブクライアント、シェアポイントクライアント、Tabletクライアント、Phoneクライアントと勢ぞろい!
これにより、世界中のあらゆる場所から、あらゆるデバイスで利用することができるようになり、マイクロソフトのサティアCEOが提唱している「モバイルファースト・クラウドファースト」の世界を実現するためのDynamics製品としての基盤ができました。間違いなく業務効率が上がり、ユーザーの皆さんのグローバルビジネスを加速させることができますね!
前回と今回のBlogでAXとNAVの最新情報概要をそれぞれ発信できました。
最後に、新製品発表会から1ヶ月が経過しましたので、メディア掲載状況のサマリーを共有させていただきます。記者の皆さま、いつも当社の広報活動にご協力くださりありがとうございます。歓迎するコメント、面白い取り組みという記事が多く、マイクロソフトの中堅中小企業の本命ERP、Dynamics NAV2016に対する期待値の大きさの表れと、うれしく思っています。
今年もDynamicにがんばるぞ‼
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- ITLeaders ;杉田記者 (2/3)
マイクロソフトのSMB向けERPを5カ国版で―PBC
http://it.impressbm.co.jp/articles/-/13253
↓(転載)
- 中国ニュース
http://newschina.jchere.com/newsdetail-id-7309068.htm
- クラウドWatch;唐沢ライター (2/4)
PBC、5か国の言語に対応した「Microsoft Dynamics NAV 2016」
タイ版とバンコク版を新たに追加し東南アジアでの事業強化
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20160204_742193.html
↓(転載)
- Yahoo!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160204-00000006-impress-sci (削除済み)
- ベトナムニュース
http://hanoiquote.com/d/106543
- 中国ニュース
http://newschina.jchere.com/newsdetail-id-7309182.htm#.VrKsAdKLTGg
- マイナビニュース;石原記者(2/4)
PBC、AzureやCRMと連携するERP「Microsoft Dynamics NAV」の最新版を販売
http://news.mynavi.jp/news/2016/02/04/076/?rt=top
↓(転載)
- livedoor
http://news.livedoor.com/article/detail/11142262/
- Infoseek
http://news.infoseek.co.jp/article/mynavi_1386103/
- excite
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20160204/Cobs_386103.html
- goo
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_1386103.html
- @nifty
http://news.nifty.com/cs/technology/techalldetail/mycom-20160204-20160204022/1.htm
(リプリント):リリースをそのまま掲載
- 日刊工業新聞(2/3)
http://www.nikkan.co.jp/releases/view/1697
- News1st(2/3)
http://www.news1st.jp/index.php?s=28&item=4579
- 中国ニュース(2/3)
http://newschina.jchere.com/newsdetail-id-7306277.htm#.VrG_ttKLTGh
(マイナビ転載)
- BIGLOBE(2/4)
http://news.biglobe.ne.jp/it/0204/mnn_160204_5954592388.html
- 週刊BCN(2/15)「Dynamic NAV」最新版を5カ国対応に (雑誌)
- パシフィックビジネスコンサルティングCHANGE-MAKERS(2/10)サービスを発表https://www.change-makers.jp/post/10816
- PBC ,Microsoft Dynamics NAVのローカライズ5カ国版とクラウド対応(日刊工業新聞リプリントの転載)リリース
- PBC、Dynamics NAV 2016の日本版・中国版・香港版・タイ版・ベトナム版を
- おはようアジア Vietnam(2/3)
- http://ohayo.asia/?s=%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9
- タイニュース(2/4)
- http://thailand-news.blog.jp/archives/cat_1193589.html?p=5
- ニッキン(2/12)
携帯端末で操作可能にPBCが中小向け業務管理ソフト発売
- ITpro (2/12)
PBCがマイクロソフトERP「Dynamics NAV」の新版、タイに進出する企業が狙い
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/021200440/
- 日本情報産業新聞(2/15)
5カ国語に対応 中堅・中小向けERP新版(添付)
- (ITPro転載)
- nikkeiBPnet
PBCがマイクロソフトERP「Dynamics NAV」の新版、
タイに進出する企業が狙い
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/02/12/05185/?rt=nocnt
- ZDNet(2/19)
大塚商会社長が誓う営業姿勢の“原点回帰” – (page 2)
http://japan.zdnet.com/article/35078151/2/
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