Vietnam Project Kick Off (ベトナム)

16 11月

皆さま、こんにちは。Dynamics海外特派員、室長こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications)です。今、ハノイ空港のラウンジからこのBlogを書いています。今回は、イヤホンを使って諸々の音も楽しんでください♪

ハノイのノイバイ空港をご利用になられたことがある方は、↓よく見られていると思いますが、空港そばの壁画のピンクロータスはベトナムの国華。ベトナムエアラインのシンボルでもあります。いつも、仕事を終えて、ここまで戻ってくるとホッとして、少し癒されます。

いやぁ、ベトナムは活気があります。サッカーワールドカップの予選でUAEに勝利した14日の深夜は、ベトナム国旗を掲げたバイクが宿泊していたホテルの周りを、すごい音を鳴らしながら走っていました。むっちゃうるさかった(笑)

あー、ついに、ラグビーワールドカップ終わっちゃいましたね。ホスト国として、世界3位規模のグローバルイベントが、ここまで盛り上がった事を、ほんとに嬉しく思いました。結果は、日本に勝利した南アフリカが決勝でイングランドをやぶって優勝。

Rugby World Cup のデータをとったPower BIがだいぶん活躍してくれました。各チームのデータのみならず、各スタジアムの当日の観客収容率などはチームの人気、天候、開催地の地理的な要因などの影響を受けたことがわかりました。便利ですね。Power Platform!

グループAを首位で抜けた日本。4年越しで、スコットランドにリベンジし、ベスト8。立派な結果だったと思います。日本チームの成長は、このデータを見ると本当に頑張ったことがよくわかります。

優勝した南アフリカの皆様、おめでとうございます!↓盛り上がりがすごかったですね。日本もいつか優勝して、銀座がこのようなパレードになるといいなぁ。日本で、もう一度あるかも?らしいので、頑張って摂生して、少しは長生きしたいなと思うようになりましたw

イベント期間中に、幾度となく耳にした南アフリカの国歌ですが、4つの言語から構成されていて、民族の複雑さをあらわしていることを知りました。英語でないところには、英語訳がついているので、ここは是非イヤホンで♪過去決勝では負けなしの南アフリカ。他の国と背負っているものがちょっと違うようです。

経済効果なんと4370億円!最高の6週間をありがとう!

私のようにワールドカップロスな方は、そろそろはじまるトップリーグと、来年のオリンピックのセブンスを楽しみましょう!

さてさて、そろそろ本題に。今年を振り返ってみると、ベトナムには、3回来ています。1度目はパートナー様主催のCIOサミットにお呼ばれして。(↓クリックしてみてくださいね。)

2回目は、プロジェクトを進めるうえで協業する現地のパートナー様選定のために。(↓クリックしてみてくださいね。)

そして、3回目となる今回は、日系企業の海外現地法人様にMicrosoft Dynamics製品を導入するためのプロジェクトキックオフ。このお客様は、ご本社は、他の大きなERPをご利用になられていますが、海外展開はMicrosoft ERPで統一していこうとされていて、今回3ヶ国目の展開になるのですが、私がプロジェクトマネージャーを担当させていただくのは実は初めてで、すごく楽しみにしています。

実は、ベトナムの商習慣には、過去の歴史でベトナムとの関係の深いフランスや中国の商習慣の名残があったりします。

ご経験がある方には、釈迦に説法かもしれませんが、多国展開をする場合、データの収集効率や、内部統制をあげる仕組みを本社テンプレート(Corporate Template-CT)を日本で構築してそれを海外に展開。現地の商習慣を組み入れて導入を推進していきます。本社主導のプロジェクトにおいては、乗り物、運転手、交通ルールの3点セットが、プロジェクトを効率的に推進していくためには不可避です。

プロジェクトキックオフ直後から、プロトタイプデータベースを構築するために、Master Import Template(通称MIT)を作成し、このExcelにベトナムのユーザーと共に実際のマスタデータなどを入力していきます。製造間接費などを製品や仕掛品に配賦するためのマスターづくりは難しいのですが、それ以外のところは、全員が協力して、ほぼ当初の目的を達成することができました。

グロバールプロジェクトには、下記のようなボトルネックがあります。

結局、↑の’曖昧さ’をなくすDynamicsな闘いになります。

今回の出張で特に感じたのは、クライアント側の運転手、つまりは本社のIT担当の皆様のスキルがあがってきたという事です。本当にうれしいです。ほんと、むっちゃ嬉しい。3か国目なので、今回のプロジェクトで更に成長できるはず。僕は、事業会社の皆様が、DX(デジタルトランスフォーメーション)を実践して、働き方を変えていくためには、基幹システムやその周辺を自社で内製化していく必要があると常日頃から思っているからです。そのために僕ができることは全うするつもりです。

今回の出張時に、現地法人の皆様につくっていただいた各種マスタデータをもとに、ベトナム商習慣機能を取り込んだプロトタイプデータベースを構築します。その後、現地のベンダーにCT(本社テンプレート)のナレッジトランスファーを行い、現地ベンダーが主体となって現地のユーザー様にシステム全体のコンセプトトレーニングを行なって、そのままCRP(Conference Room Pilot)形式で要件定義を進めていきます。

上図のようにグローバルプロジェクトは関係者が多くなるので、必然的に”曖昧さ”が増えていくので、

関係者全員で、しっかりとコミュニケーションをとりながら、One Teamをつくりあげて、室長らしい、”見える化”.”言える化”.”捨てる化”.”やりきれる化”Dynamics Projectを実践していきたいと思います。

—本編より人気があるDynamics Project 番外編—

知人の弟さんが日本料理レストランをオープンしていました。

ハノイの政治の中心をぐるぐる。ここからまたイヤホン必須!

夜の街並みを少し。

そして、最後は池の周りを、知人の社長のガイド付きでw

—本編より人気があるDynamics Project 番外編—

さて、来週は東京であるパートナー様との共同セミナーです。いつものように、製品/サービスを正確に、そして誠意をもってお客様にお伝えしたいと思います。

また、以前このBlogでも、ご紹介させていただきましたが、Microsoft Ignite Tokyo/ Osaka Tourで、室長も1セッションを担当しますので、是非会場にいらしてくださいね!

それでは、今日はこのくらいで。Let’s Go Moooooore Dynamics !!