皆様、こんにちは。Dynamics特派員、室長こと吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications )です。先週は中小企業様を対象にしたクラウドERPのコンソーシアム
「Cloud ERP Partners for SMB (CEPS)」設立
に関するプレスリリース(CEPS)で、バタバタしていましたが、”Dynamicsな活動は一切待ってくれない”ので、実は土曜日から米国に来ています。よく、時差ぼけとか大丈夫なんですか?と聞かれますが、大丈夫なわけありません。室長も、皆様同様もの凄く必死にお仕事をしています(笑)
さて、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、6月10日-6月11日の2日間はビジネスアプリケーションサミットが、今年は、ここアトランタ(Georgia World Congress Center)で開催されます。マイクロソフトのビジネスアプリケーション群を紹介するイベントとしては最大規模のものです。昨年度の→Blog←がここにありますのでお時間がある方は是非ご覧ください。
いやぁ、セッション会場までたどり着くのに、一苦労するくらい広いんですよね。実はこれはC棟だけです。B棟はC棟より広いのです。以前ConvergenceというDynamics のグローバルイベントで数度この会場を利用したことがあります。そういう意味では久しぶりのアトランタです。Directions NAでも過去にここアトランタでイベントがありました。個人としてはここに来るのは5回目くらいだと思います。この会場で気を付けておかないといけないのは、EXPO(展示会場)でのシアター形式(20分ほどのチョートーク)を見る方は、セッション会場からはやめに移動しないと思ったより時間がかかってしまい楽しみにしていたセッションを見過ごしてしまう可能性があるという事です。(むかーし、室長も痛い目にありました)
実は前日にプレワークショップ(別料金 350 USD)があって、室長も参加していました。
”営業と顧客の洞察”と日本語にすると不可思議な文面になるのですが、いわゆるCRM領域のAIを学んでいます。なぜかというと、ERP領域よりもCRM領域のほうが機能としてAIが先に沢山入るからです。既にいくつかERP側のAIも出てきていますが、D365内のCRM⇔ERPの連携も激しくなってきており、D365製品/サービスの改良の方向性を、先んじて理解したいなと思って参加することにしました。”座学+ハンズオン形式”なので短時間で学ぶには非常に効果的でした。来年もまた参加させてもらいたいです。
Customer Insightsはこの春にリリースになったばかりの新機能ですね。
ご存知ない方は、↓下記のPV↓をご覧いただければと思います。
登壇者の自己紹介から。
ワークショップでは、Dynamics 365 Sales, Marketing, Customer Service, POS Systemからデータを収集し、顧客データを統合。顧客のスコアを作成し、顧客へのレコメンドや、マーケティングキャンペーンを行った際に顧客がとる反応を洞察。過去の売上や顧客の洞察を用い、ホテルでの接客をパーソナライズしたり、ホテルのマネージャー向けに集計したビジネスレポートを作成したりと、なかなか内容が濃く、面白いものでした。
Dynamics 365 のCRMやMarketingと、PowerApps・Power BI・Microsoft Flow・Azure Machine Learning・Teams・LinkedInなどを連携し、収集してきたデータをもとに洞察し、AIの機能をなんちゃってではありますが動かせたので、短時間で、効率良く学習ができました。
Dynamics 365 のドキュメントが徐々に充実してきいるので、時間があるときにご覧いただけますと幸いです。
ワークショップの後に、”CRM⇔ERP連携でAIはこうあるべき”と、プロダクトチームにフィードバックさせていただきました。Dynamics愛があればこそです。
10日の基調講演/クロ―ジングはジェームズ氏(Corporate Vice President, Microsoft Business Application Group)とアリサ氏(Corporate Vice President, Microsoft Business Application and Global Marketing) が担当するようです。
さて、いよいよ初日です。基調講演(オープニングキーノート)は8時半開始で、8時開場のところ、7時から並んでいました。ガチ最前列です!いい席でないといいお写真が撮れないですからね。
今年は、日本語でのウェビナーがあるようです!
という事で、僕も会場で、このサイトを立ち上げながらスタンバイしていました。徐々に会場も人が増えてきました。
なるほど。オープニングはジェームズフィリップ氏なのですね。
クロージングはアリサテイラー氏とゲストのアレクシスオハニアン氏(WoW)です!
このタイミングで、ジェームズ氏とアリサ氏をタグって下記の投稿をしたら、そく”いいね”が来ていました。流石IT戦士ですね。レスポンスがはやい!
お、いよいよはじまりそうです。
もし、ご興味があれば↓こちら↓をクリックしてみてください。まだ基調講演を、英語でになりますが、見る事ができます。(6月12日現在)
ジェームズ氏(CVP)登場。2回目のビジネスアプリケーションサミットです。2016年の他のイベントで皆さんにプレゼントしたデータインサイトのシャツを着てきました。
今日は2つのことをお話したいと思います。1つはイベントセレブレーション、オンライン、オフラインで参加してくださっているDynamics 365、PowerPlatformをご利用いただいている皆様でお祝いをしたいと思います。2016年は、Power BI で、30人ほどのイベントでした。今はPower Platformには、PowerAppsやMicrosoft Flowもあります。2つ目はマイクロソフトのクラウドを活用したDXジャーニー(デジタル改革の取り組み状況)について。
コミュニティーの成長をあらわす数字として、185万人のマンスリーアクティブーメンバー(ジェームズ氏は200M人と言っていました)、世界で555のユーザーグループ、867のアプリやダッシュボードが1日のセッションでつくられ、250,000のアイデアが提出され、61回のDynamics 365 Saturdayが開催され、215,000人の生徒がトレーニングを受けました。
更には、Dynamics 365とPower Platformの指標としては、1兆以上のDynamics 365用のAPIが1か月で発生、月次で20ペタバイト以上のデータがPower BIに送られ、月次で250万以上の開発者がPower Platformを使い、月次で40億ものMicrosoft Flowが稼働しています。物凄いスピードで広がりをいせています。
本日30ヵ国以上から、このアトランタに皆さまが集まってくださっています。
まず最初に、バージンアトランティックの事例についてご紹介します。
7年働いてきたSEの彼女。PV内での彼女の顔を見てあげてほしいのです。表情から(彼女の達成感/満足感が)すべてがわります。
PowerApps、Microsoft Flowなどを活用して社内のレガシーシステムを変えることに成功しました。様々なチームとコラボレーションしながら生産性を上げる事ができました。
仕事に自信を付けて、チームに貢献し、楽しそうに働く姿がPVを通して感じられる素晴らしい事例ですね。
Fast Track Recognized solution Architectsになるには、2回の口頭試験、5年のDynamics導入経験、3年のソリューションアーキテクトの経験、2つのFast Track として自身がソリューションをリードして導入することが必要条件です。
皆様、おめでとうございます!
来年はPowerPlatformとDynamics 365でソリューションアーキテクトと認められた方々を表彰したいとのこと。(日本からもPower Platformな皆様、応募しましょうyo!)
さて、ちょっと話の方向性を変えますが、ビジネスアプリケーションは、昔からほとんど変わりはありません。洋服やヘアースタイルは変わっていますが。理由としては、ビジネスプロセスが変わっていないからです。
カスタマーの動きをどのようにとらまえるか?が大切になってきます。事前に予測して動き出す必要があるのです。
ビジネスをプロアクティブに変えていくためには、根本的に異なるプラットフォームが必要で、ドラスティックに変えていく必要があります。(クラウドの重要性を訴求)
デジタルフィードバックループについて。カスタマー、ピープル、プロダクト/サービス、オペレーションと全てが連絡します。
今日は、Dynamics 365とPower Platformだけではなくて、デジタルフィードバックループというプラットフォームを用い、マイクロソフトの可能性についてお話をしていきたいと思っています。
8年前にデータセンターをつくり、今は下記のような状況まで進化をさせることができました。
我々は未来を創れる環境を用意してきました。皆さんはこのフレームワークや戦略を活用して他社と差別化をすることができます。
Dynamics 365とPowerPlatformで多くの機能を発表させていただきました。
400以上もの新機能です。皆様のおかげです。ありがとうございます。
ここからは少し具体的にお話を進めていきたいと思います。
顧客との関係性の構築には、Customer Insights, Sales Insights , LinkedIn, Bingを活用し、 AIやIoTを用いたビジネスプロセスを確立、更にはフィールドサービス、マーケティング、ライフサイクル(ここでいうライフサイクルはFOのライフサイクルサービスの事だったのだろうか?)などとも連携させることができます。
ここからユーザー事例。 Grant Thornton のNichole Jordon氏の登場。この企業はクライアントへテクノロジー、レギュレーションに関する知見、グローバルに会計や税制に関するアドバイザリーサービスを提供しています。
長くマイクロソフトとの付き合いがありますが、この数年は、
- LinkedInのSales Navigationを活用し特定の顧客とのリレーションを更に深め売上を成長させた。
- Sales Insightを利用して、クライアントの変化を感じ取り、事前に準備をすることができるようになった。
- Relationship Assistantや、ある拠点ではテクノロジーを活用して、センチメント(感情)を感じ取る。モニタリングし、重要な顧客とより関係を深める事ができるようになりました。他の拠点などでも、同様の情報が得られ、メリットが受けられるようになりました。顧客の予想し、反応するというプロセスを確立することができました。
そうですね、皆様へのアドバイスとしては、最新技術を活用することで、変更管理(チェンジマネージメント)ができる。コンスタントにレベルの高いコミュニケーションを行う事で、サクセスストーリーが生まれる。それを他のパートナー(協力会社)内でも、しっかりと共有すること。成功事例(Winning チーム)ベストプラクティスを他のチームでも起こしていく事ができると思います。具体的なデモンストレーションがなかったのが残念でした。個人的には、どう構築しているのか?興味があります。
次は、Malibu BOATS(マリブボート)のご紹介です。
登壇者はLuca Machietti氏とGabi Duncombe氏ですね。
バーチャルエージェント機能を活用しています。ボートのコンフィギュレーションや、リアルタイム予約システムを構築しました。
リレーションシップアシスタントがMTGのスケジュール調整を代わりにやってくれます。インサイト(顧客やマーケット動向)も確認できます。
来客への対応は、MR(複合現実)の機能を活用しています。Dynamics 365 Product Visualizeの活用ですね。色やサイズなどを変更して、その場でほしいものを体感してもらうという事ができるようになりました。
顧客側も体感することで購買意欲が高まりますし、販売する側もこれまでもどかしかった、”製品/サービスの良さを伝える”という行為が非常に楽になりますよね。これはほんとにイノベーションだと思います。
更にはDynamics 365の3rdパーティーのソリューションExperlogixのサービスを活用し、紙のノートをデータ化し、アクションアイテムとして登録することできるようになりました。
Dynamics 365のSales Insightの機能も利用し、異なるプロダクトの満足度などの情報を可視化しました。
また、日々のディーラーや顧客との会話もすべてデータ化することで、取るべく必要なアクションが見えてくるのです。
GXは満足度調査でPositiveな感情だというフィードバックがでている製品なのに、顧客との会話が10%しかない。AI Setupをみてましょう。
AIがデータを解析し、次のアクションを提案してくれます。
簡単に優先順位を変え、その方法を共有し、成果に結びつけることができるのです。
このDynamicsな旅はまだまだ始まったばかりですが(ほんとは、こんなこと言っていません)Dynamics 365 のCustomer Insights、Mixed Reality、AIを活用し、顧客のビジネスをトランスフォームしました。顧客の価値創造をパートナーの皆様が実践できることを証明しています。
続いては、ALitensという企業のFinance and Operationsを利用したデジタルトランスフォーメーションのお話です。Senior Product ManagerのKevin Horlock氏の登場です。
センサーからIoT Hub / Azure Data Lakeへ、D365 Financial & Operatiosとの合わせ技ですね。
データをPower BIを活用して見える化!グローバル拠点のプラント情報が確認できます。
特定の拠点を見てみましょう。
IoTセンサーから集めた生産性などの情報をFOで確認。新機能のIoT インテリジェントのお話。
センサーを特定して情報を見てみましょう。まずHubを選択
次に設備を選択
ダウンタイムの敷居値を設定します。
問題があれば特定して、事前に製造を止める必要があります。このような場合、製造のスーパーバイザーはどのようなオペレーションをすればいいでしょうか。
製造現場管理(プロダクションフロアーマネージメント)を開きます。
新機能の通知(ノーティフィケーション)を活用します。ここで、設備不良や、製造が遅延しているなどの情報が確認できます。
下記のように、製造伝票番号=Job005714が製造指示の15個が現在10個と、出来高から製造遅延が確認できます。プラニングオプティマイゼーションという新機能を活用することもできます。
通常、このような時は、該当する製造オーダーを開いて、というようなオペレーションになるのですが、
FOの新機能であるBusiness Eventを利用し、Microsoft Flowを連携。
自動でワークオーダーを作成しましょう。
そして、ノーティフィケーション機能を活用して、スーパーバイザーや製造現場の方が持つモバイル端末に通知します。ワークオーダーを確認新ましょう。
ワークオーダーをひらき
故障にかかわる現象や原因などの情報も自動で作成します。
続いては資産管理(アセットマネージメント)について。
ワークオーダーはアセットマネージメントの一部です。
プラントメンテナンスの機能を確認しましょう。(昨年度秋に買収されて、今年の秋にリリースされるDynaway*がD365FOに組み込まれた領域ではないかと想像)設備のステータスをトラックすることができます。(黄色/緑マークなど)
*Dynawayは、EAM(Enterprise Asset Management/設備保全)のISVとして有名でしたが、昨年度の秋にMicrosoftが買収しています。
また埋め込んだPower BIから、設備保全や、購買などの数値情報からコスト分析が可能になるのです。また、AIが故障しがちな箇所を判別し、その情報をもとに製造計画を行います。
カスタムジェスチャーという表現をつかっていましたが、Power BI上からペンディングになっている発注リクエストを開き、
発注を承認することができます。
以上のように、IoTインテリジェント、アセットマネージメント(設備保全)、プラニングオプティマイゼーション、ビジネスイベント、Power Platformで、ALitensのような企業の業務を改善することができます。
次は、MR(Mixed Reality)です。
PACCAR, IncのDynamics 365 Guidesの利用、業務改善事例(PV)を見てみましょう。
次の事例はAlaska Airlineです。
Alaska Airline(アラスカエアライン)の利用事例を紹介するDarren Bennett氏。
Maya氏のデモンストレーション。
ここでデモ機が動かないとなり、いきなり録画へ。その間。約2秒。個人的にこれはもとから動かなかったのではないか?と思いました。
こちらは収録していたもののようです。
タスクが終わったら、次のタスクをガイドしてくれます。
間違える可能性が低いですし、熟練者でない方が、業務に慣れていく過程において、ものすごく効果があるように思いますね。
Dynamics 365 GuidesのデータをCDS(Common Data Service)へ、そしてそれをPower BIで可視化すると下記のようになります。
Maya氏でフィルターをかけてみましょう。
最初のころより時間がかからず、2分をきるようなスピードになってきています。
最近ではMT1(基準値)よりもはやく作業を終えられるようになっています。
PowerAppsで構築したアプリケーションにPower BIを表示しています。マネージャーはこのデータを確認してMT1を承認することができます。
現場管理者にとっても非常に効果的なオペレーションを提供しています。
ここでジェームズ氏は、あれはカメラの問題で、HoloLensの問題ではありません。となぜか言いましたが、ちょっときびしかったかな(これはアメリカンジョークなのかな?)
室長は、GuidesがどうしてDynamics 365のラインナップに入ってきた背景・理由がいまいち腑に落ちなかったのですが、このデモンストレーションをみてやっと理解ができました。
HoloLensはアウトプットだけではなく、情報のインプットにも使えるよというくだりから、下記のPowerPlatformについて。
Power PlatformはCDSネイティブなので、データを集めてくるのはほんとに簡単です。
単にローカルソリューションを用いたり、買ってきたBIを使ったり(当日SFDCがtableauの買収を発表したので意味深、SFDCもこの本イベントの開催タイミングを狙った感じ。やりますんねw)自動化するよりも、マイクロソフトは全部がネイティブでつながっているので、差別化ができる。ここは負けない!(ここのジェームズ氏は気合が入っていましたねー。いいかんじ♪)
そしてこのタイミングで、AI Builderの発表!
Power Platformと合わせて利用することのメリットを訴求。
ここで、まさか、アトランタで。
Brian Blazer氏より、
G&Jペプシは500種類の異なる商品をペプシとドクターペッパーでつくっています。オハイオ州とケンタッキー州に10のロケーションがあります。11000の顧客、約500万の消費者があります。製造して販売を行っています。
デジタル・データ・ソリューションで、ビジネスプロセス、カルチャー、組織を運営しています。Power Platformとその他のマイクロソフト製品も活用して、ポートフォリオやコスト、ベンダー管理を簡素化し、2017年には500,000USDのコスト削減を行う事ができました。
営業は顧客先に出向き(グローサリーストア/ガソリンステーション/コンビニなど)、必要なものが、必要なタイミングで、消費者の要望に対応できなくてはなりません。30000のお店があり、4000の物流用のノートがあります。40000のアクションアイテムがあります。これらがすべて以前はマニュアルプロセスでした。OneNoteを使い始めましたが、その後PowerAppsを利用するようになりました。
ここで、Wim Coorevits氏の登場です。
2年前までは紙で管理していましたが、
今はどこにディスプレイするかがわかります。
400000の商品から、毎回データを入力していくのは本当に大変です。
AI Builderでは、簡単に写真をとって、
写真を解析して、データを作成してくれます。かなりの時間を削減することができるようになりました。
簡単に検査を終える事ができます。
では、どのように実装したか?ですが、
Object Detectionをクリックして、
マウンテンデュー(炭酸飲料)のデータ/画像を記憶するトレーニングの結果から、
パフォーマンススコアを算出することができます。機能の精度があがれば利用できるようにします。
続いて、モバイル端末用のアプリですが、
スタンダードコントロール、デバイスケーパビリティ、
インテリジェントコンポ―ネンとしてフォームプロセサー、オブジェクトでテクターなどがあります。
ギャラリー作成。
オブジェクトデテクターを利用します。
フッターがないことに気づきましたが、改めて作成する必要はなく、コンポーネントをコピーして、
このように簡単に再利用することができます。
年間30000回程度の検査があるとのことですが、そのデータは、Power BIで見える化ができます。ディスプレイ、価格、競合などの情報です。
ディスプレイが多いと、タスクが多いので作業が遅れる割合が高くなります。
作業が遅れないように観察しなくてはなりませんが、作業の手間を省くために、Microsoft Flowを活用して自動化します。
新機能の”Power BI Connector in Microsoft Flow” (もうすぐリリース)を利用します。
AI Builder を活用します。
Office 365も活用し、通知(ノーティフィケーション)をタスクオーナーや、関係者に送ります。
更には、ポータルを作成することができます。
ストアマネージャーもG&Jペプシとコラボレーションすることができるのです。
Power Platformを活用し、エンドtoエンドのソリューションを構築。AIを活用したインテリジェントなシステムを活用、更にFlowでタスクを自動化することで生産性を高め、組織の外部のリソースにも利用できるシステムになっています。皆さん、これがPower PlatformのPower なのです。
次の利用事例は、Medtronic医療機器の会社で、80000人の従業員、3兆円以上の売上があり、あらゆるビジネスにおいてPower BIを活用しています。
Amir Netz 氏の登場です。
バックログについて。
AI Visualを活用して、スライス&ダイスしハイライトすると、予測がおかしいという
月ごとのバックオーダーを確認してみます。
#0288というプラントがバックオーダーが多いという事がわかります。また、Product Type=Patient Monitoringもおかしな数字であることがわかります。
4月のデータも確認することができますが問題ありません。5月も同様です。
6月から問題がでてきているようです。
PowerAppsを活用してフィルターをかけ、計画者に通知をおくることもできます。
リアルタイムアナリシスが可能です。
モバイル端末から、mbasdemo.comにアクセスしてみてください。そして自分の写真をとって名前を入力してください。このようにリアルタイムモニタリングが可能になります。
キーモ氏が特定されましたが、このようにリアルタイムモニタニングで問題のあるプラントなどを特定することができるということですね。
Power Platform World Tour のお知らせです。
Review 2019 Release Wave 2 Planのお知らせ
以上で初日のキーノートは終了となりました。いかがでしたか?結構なボリュームで書く方も大変でした。書くと頭が綺麗に整理されるんですけどね。Twitterでフォローしている海外のおねーさんは画で綺麗にまとめていました。日本でHoloLens等でご活躍中の”はいえろ”さんみたいですね。ほんとにセンスがいいよねぇ。きっと頭がいいんだと思います。
残念。室長には↑こういうセンス↑がないんですよね。
さて、2日目午後のクロージングキーノートも一番乗りで前方の写真の取りやすい席を押さえました!(室長は並ぶのがほんとに嫌いなのですが、Blogを見てくださる皆様のために頑張りましたよ。たまには褒めてw)
2日目のクロージングキーノートは、アリサ氏(CVP)の登場です。去年と同じですね。
来年はカルフォルニアのアナハイムで4月20-21日の開催です。
DXについて。いくつかの数値情報をもとに。
91%のビジネスリーダーが、DXはイノベーションで、生産性をあげることを理解している。
68%の方々が、DXは収益(利益)を向上させると理解している。
85%の方々が、デジタルを活用したサービスを提供、ないしは無関係と感じている。
64%の方々がDXを4年以内に完了、さもないとビジネスが終わると考えている。
それぞれのDXには目的がありますよねと。
成果がでてきているといわれている企業が増えてきています。
DXを行うにおいて必要な4つの事と題して、まずは、ビジョンと戦略。
カルチャー(企業文化)
他社にない潜在的な価値
実現可能性
バージンアトランティックにおける100人でのハッカソン。(SPAの話が発端となって)
社内のハッカソンの話。
ここからはWoman in Techということで、お二人の女性がステージに。
PowerAppsを活用した社内ハッカソンで、ユーザーの方々が、IT担当と同じくらいのパフォーマンスを発揮。(いわゆるDevOpsのはなしか?)DX実行中の過程で、ビジネスプロセスの変更が、他部署をまたいで影響した事。DXに必要な要素として、戦略、継続的な開発、クラウドやアプリケーション、インターナルモダナイゼーションの大切さなどを熱く語りました。
このような取り組みをやってきて、得られた結果としてどのようなものがあるかという問いに対して、社内においてテクノロジーへの考え方が変わった。デジタルや自動化の大切さ、ダッシュボードの有益さ、財務への影響(コストというものへの考え方)について触れながら、Power Platformの利便性や社内に起こしたイノベーションなどについてディスカッションを行いました。
次は、実はものすごく楽しみにしていた今回の室長個人としてのメインイベント。
以前よりフォローしているAlexis氏が出てきて少し興奮しましたw
REDDITを創設した方です。
ミッション=”To make the world suck less”、トピックとして、「リアルと現実の世界」・「ワークライフバランス」という難しいお題に、大胆に切り込む二人が素敵でした。。。久しぶりに言葉を失った。素晴らしいクロージングキーノートでした。
という事で、今年のビジネスアプリケーションサミットは終了です。皆様お疲れ様でした。
ブレイクアウトセッション関係では、FOとCE、そしてTalentまわりの学習に時間を割きました。Power Platformに特化したセッションには時間の都合上、参加しませんでした。
FOはこの1年で180+の機能拡張/改善があります。
まずは、GMのMohamed氏より、ご挨拶と、Fast Track Recognized solution Architectsという今年からはじまった評価の取り組みについて
満員御礼で立見席がでる状況でした。
YoYで200%の成長です。90%がSaaSのお客様となっています。
サービスアップデートのタイミングのお話。
新機能について
まずは、ERP領域のキーワードであるModen・Intelligent・Unified・Adaptableにそって製品が拡張されているとう説明から。
FOメインのブレイクアウトセッションのデモンストレーションはオープニングキーノートにも登場したHorlock氏が担当。
まず、IFRSの15条にミートするための収益認識(Revenue Recognition)から、
続いて、経費精算領域の改善
オープニングキーノートでも紹介のあったBusiness Event、Microsoft Flowの説明
最後は、Power BI
10分でポイントおさえてうまく説明しますねぇ。
OCRによる領収書よみとり、SCMのService Planning、WHSE機能、Retail領域の開発の追加説明がモハン氏よりありました。
Flight Centre Travel Group の皆様をゲストに迎えて、最後はパネルディスカッション。マイクロソフトのShelly Bakke氏には大変お世話になっています。
Fast Track Teamがサポートしてくれた。投入当時はAzureをわかる人が社内にはいませんでした。3事業部で取り組みをおこなった。4年半前にAX2012の本稼働を経験していたので、FOへの取り組みは、IT技術&オペレーションチームでスムーズに進められることができた。プロジェクト中にはFOにあわせるためのBPRも結構ありました。導入後は、月次決算がはやくなり、FOへ移行したことで、結果予算を30%削減した。
Fast Track に関する説明。明日EXPOでセッションやっているので、来てくださいとShelly氏から。
財務に特化したセッション↓では、
第二通貨を元帳にもった。会社を跨ぐグローバルトランザクション。為替調整も元帳の二つの通貨を計算。相殺した元帳の確認方法(複数の画面使わなくてよい)。クレジットリミットの考え方。収益認識あたりを中心に解説していました。
処理のバッチ→リアルタイム化(第一歩)
FOのグローバリゼーションのセッションでは、下記の2つがメイントピック。
オープニングキーノートでも説明をしていた、Business EventがついにGAになりました。
タレントに関しても少しだけ。拡張する際のアーキテクチャー、CDS、Power Platformとの連携について解説。
テーブル情報についても。
EXPOまわりはこのような感じでした。
いつもお世話になっているDynamics Communities & Power Platform Communites のお姉さま方々。(いろいろありがとうございます!)
Dynamics 365 + Power Platform 以外で気になったところでいくと、セキュリティー関係と。
Dynamics 365 Fraud Protectionというのが出るらしいです。特にe-Commerce用のお客様向けといっていました。銀行とか流通小売で使えそうですね。
Visioのデータ可視化Excelアドインです。これはびっくり!
Dynamics 365 + Power Platform ブースの雰囲気はこのような感じでした。
某情報では6000名、30ヵ国からの参加者という事でした。キーノート・クロージングノートのストーリーは流石マイクロソフトのマーケティングチームだと感心するほど美しい構成になっていました。普通はこんな綺麗に事例がイベントの狙いに合致したり、パネルディスカッションがお見事には構成できないものなのですが、一人一人のもっているポテンシャルが高い。アリサ氏のスライドではないけど、個々がUnlockされていつつも、チームでまとまったときの破壊力は抜群だなぁと頭がさがりました。
一方で、SMB のERPであるGP・SL・NAV(現BC)のコンテンツはほぼなく、ブースにもなぜかProject Service Automation (PSA)の展示はなく残念に思いました。ISVのブースも数が少なくて、スポンサーの方々はどう思うかな?と正直少し気になりました。
—番外編—
お約束の写真撮影。
今年のBagは使えそうです。
Pre-Dayのワークショップのランチ会場でもうこんな人数になっています。まだ前日です(-_-;)
アトランタらしく、ウェルカムレセプションでの演奏。アメリカ南部はやっぱこれね♪
アトランタの和食レストランは、下記をお勧めします。日本食が恋しくなったら是非に♪
最後は、本イベント参加で、定年退職される本当にお世話になった先輩の最終出社日に立ちえなかったので、少しメランコリーに。
—番外編—
それでは、明日帰国します。現在AM3時今日はもう限界なので、このくらいで。次は多分、中国からのBlog投稿になると思います。それでは、また! Let’s Go Mooooore Dynamics !