皆様、こんばんは。室長こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications)です。今日は、米国のラスベガスからBlogを書いています。いやぁ、暑い。本当に暑いです。日本も猛暑のようですが、こちらも連日40度を超える外気。逆にホテルの中は極寒で20度を切るところも結構あります。
ラスベガスというと?皆さんが思い浮かべるのは何でしょうか?やはり”カジノ”ですかね。ホテルの中にカジノがあるのが、この都市の特徴かもしれません。普通のホテルはダウンタウンのほうにいかないとほぼありません。僕は今回ルクソールというホテルに泊まっていますが、エジプトのような雰囲気で、なかなか趣深いです。
実はMicrosoft Inspire(旧WPC/ Microsoft World Wide Partner Conference)というイベントに参加するためにこちらに来ております。明日から本格的にスタートになります。僕はツアーではなく、個人旅行できているので、夜はぼっちご飯ですが、昨日4つ、本日3つのミーティングをなんとか終えました。少し時差ぼけています。
WPCのころから数えると、今回は13回目の参加のようで、さすがにDirectionsの26回(欧米アジア開催合計)には届きませんが、それなりに参加させていただいています。私が感じるメリットとしては、当社Pacific Business Consulting, Inc. のように、大きな会社でない場合、日本ではなかなかお会いできないような日本人CxOレベルの方に会えること、業務に直結する海外のパートナー/知人に沢山会えること、日本マイクロソフトの西脇さんや澤さんのプレゼンテーションにわくわくできる事だと考えています。あ、勿論マイクロソフトのCEO、サティア・ナデラのキーノートは楽しみです。
では、具体的にはどんなイベントなの?という方には、マイクロソフト社のほうから下記のような文面で広告が出ていますので、共有しておきますね。
もしご興味を持たれた方は、来年度から参加されるとよろしいかと思います。海外出張とか英語に不安のある方は、ツアーもあるのでそちらをご利用されるとご不便は少ないかと思います。(ツアーフライトが今年は1日遅延しているという情報も流れてきていますが汗)
あと今年はMicrosoft Ready (マイクロソフト最大の社内レディネス イベント) が、同じ都市で同時開催されるようです。なんと 30,000 名を超える参加者らしい。すっご。会場にははやめはやめの移動がいいですね。
午前のコアノートは、下記のT-Mobile Arenaで開催されます。
午後は、Mandalay Bay Convention Centerにてブレイクアウトセッションや展示会場を楽しめるようです。(このホテルは昨年度10月に58人が命を落とした銃乱射事件があった場所のようです。心よりご冥福をお祈りしたいと思います。)
展示会場は下見に行ってきました。
すでに、いくつかの記事が国内外で出ていますね。日本では、マイナビニュースさんから、注目すべき4項目という事でこのような記事が。また、海外でも、10項目における新たなアナウンスという記事など。
多分、コアノートのストリーミングは日本でも一般公開されるでしょうし(7月21日/URL追加済み)、ハッシュタグで#MSInspireと検索すると参加者からのTweetやVoteはかなり確認できると思います。また、プロの記者による記事、イベント参加によるBlogも多くあるでしょうから、私は、逆にこちらでしかできない事、つまり展示会場をじっくり見たり、海外のパートナーとのネットワーキング/商談を中心にこの5日間をすごす予定です。
随時、ここを更新していきますね。それでは、また!
—————–関連記事/メモ———-
現時点において、日本語では下記のサイトなどから、Inspireのコアノートの内容が確認できます。(7月19日16時/GMT-7)
亀渕RDのブッチ雑記>
吉田氏の備忘録>
ITmedia>
「Office 365」でコラボレーションの世界を飲み込むMicrosoft
アスキー>
Office 365/Microsoft 365関連の発表まとめ
Inspire で発表された無償版Teamsを試してみた記事
マイナビニュース>
無償版Microsoft TeamsやMicrosoft 365の進化など
—————–諸々の感想—————
3日目コアノートの直前、(クリック)→All You Need Is Love ←(クリック)の大合唱でCEOのサティア・ナデラ氏をお迎えするオープニングは圧巻のシーンでした。
また、全体パーティーでは、サーキットでブルーノ・マーズのコンサートを開催するなど、さすがマイクロソフトのグローバルパートナーカンファレンスという感じでした。
最後に参加したSmall, Medium and Corporate Segment General Sessionは、Readyのマイクロソフトの社員の方々向けに、FY19の戦略や事業方針を解説/説明するという場です。そこに我々パートナーがいるという過去にない斬新さを感じました。逆に私もどのように動くことでマイクロソフトのお役に立てるのかという視点で、セッションに参加させていただきました。特にマイクロソフトのSMCのリーダーの方から、”FY19は一切、フォーキャストに時間を割かなくていい、そんな時間があれば、クライアントのために時間を費やしてください”という説明があり、これは素晴らしいなと感銘を受けました。フォーキャストはAIでやる。さすが最先端のソフトウェアカンパニーですね。なかなか言えないですよね。こんなこと。こちらにもナデラCEOが最初のほうに登場されて、会場は非常に盛り上がっていました。
あとは、なんだかかんだいっても、西脇さん(Cognitive/PowerBI)、澤さん(働き方改革)のお二人に一番インスパイヤされた自分がいて、やっぱり凄い兄貴たちだなと改めて学び/反省の多い時間となりました。
サティア・ナデラCEOのコアノート以外で、我々Dynamics屋さんが注目すべきなのは、Alysa Taylor氏と Anand Eswaran 氏による各業種における課題とデジタルトランスフォーメーションのセッションでしょうか。
また初日のコアノートにおいて、Carlsbergのデジタル改革について解説がありました。Teams, Power BI, Bot, Azure IoTなどの製品/サービスの活用についてふれていました。残念なのは、ベルギーのベンダーが開発したDynamics NAVのアドオンであるDrink-ITという醸造業態向けソリューションが利用されていることに全くふれなかった点です。(あそこのシーンで、きたー!と思ったのは僕だけだったんでしょうね。)
個人的な活動としては、基本コアノートが終わったら、計画していたそれぞれの国のパートナー/マイクロソフトとのMTG。合計18回のネットワーキングの機会を各国の方々ともつことができました。18の内訳は、日本(2)、ドイツ(1)、スペイン(1)、オランダ(1)、フランス(1)、イギリス(1)、イタリア(1)、ベルギー(1)、インドネシア(1)、カナダ(1)、ロシア(1)、リトアニア(1)、アメリカ(1)、ブラジル(1)、メキシコ(1)、インド(1)、マレーシア(1)。こういう活動を15年以上やってきて、やっと最近効率よくグローバルネットワーキングができるようになってきました。継続は力なり。本当にそのとおりだなと実感しています。(まだ改善ポイントがいっぱいありますが)
最後に、今回のイベントは多くの数値情報などが開示されていました。日本マイクロソフトの米田さんがMicrosoft Inspire 2018 発表事項とモメンタムまとめ【7/21 更新】と綺麗にまとめてくれているので共有しておきます。マイクロソフトとしてのIoTへの投資は50億ドルなんですね。Dynamicsは65%成長。本格的にきてる?
それでは、ラスベガスからのDynamicsっぽくないレポートは、ここで終わりにしたいと思います(笑)こちらでお会いできた皆様、お世話になりました。ありがとうございました。引き続き宜しくお願いいたします。来週開催予定のビジネスアプリケーションサミット(シアトル)でお会いできる方は、是非現地でコミュニケーションさせてくださいね!Go Dynamics !