セミナー開催報告【大阪開催】日系企業の海外進出をささえるビジネスソリューションとは

14 7月

皆様、こんにちは。Dynamics特派員こと、吉島良平(Microsoft MVP for Business Applications)です。7月1日に今年もMVPを再受賞させていただきました。以前は、Business Soutionsというカテゴリー名だったのですが、7月10日からBusiness Applicationsという名前に代わりました。

MVP再受賞

Facebookのほうでも沢山のお祝いのメッセージをいただきました。ありがとうございました。

さて、本日は今週水曜日に大阪で開催したセミナー”日系企業の海外進出をささえるビジネスソリューションとは”を振り返ってみたいと思います。

開催の背景として、新たなグローバル成長市場の模索や生産コストの低減などを目的とし、海外に生産や販売の拠点を置く日系企業は数多くあり、働き方改革やデジタルトランスフォーメーションの実現を目標に掲げている企業様も増えてきました。

しかし、一口に海外進出といっても、現地法人の設立から効果的な運営方法の模索など、どのように取り組めば良いのか悩まれている企業様が多く、弊社にもたくさんのご相談をいただいておりました。また、既に海外展開を行われている企業様であっても、業務の管理やシステムの導入・運用が“現地任せ”になってしまい、効果的な経営管理や法人運営、およびガバナンスが確立されていない企業様も多いとのこと。

セミナーリーフ_表

よって、今回は弊社がこれまで携わってきた多くの海外プロジェクトから得た知見を皆さまと共有するため、4月から親会社になった関電システムソリューションズ株式会社(KS-SOL)と初の共催セミナーを実施しました。

まずは冒頭、新取締役の荻田より、開催のご挨拶から。

Pacific Business Consulting, Inc. 荻田篤史取締役
開催のご挨拶

続いて、

両社の提携によるお客様のメリット
Microsoft Dynamics 365 概要

下記のスライドをもとに、本日のセッションの2/3コマ目のカバー領域を解説しました。 (うまい!)

Microsoft Dynamics 365
本日のセッションについて/荻田取締役、Welcome to Pacific Business Consulting, Inc. !

自分は、最初のセッションで、Microsoft Dynamics 365(NAV/AX/CRM)を活用した他拠点への展開方法、および海外子会社のシステム統一を実現することのメリットや、SAP/OracleといったTier1 ERPを本社で、海外現地法人ではDynamicsを活用した実際の導入事例をもとに解説させていただきました。

実は45分しかないのに、スライド100枚で、、、えへへ。後ほど読み物として復習していただけると、さらに理解が深まるという狙いでして。

Dynamics海外展開セッション
Dynamics海外展開セッション冒頭

実は、45分間で、海外ERP/CRMの導入を疑似体験・追体験していただくことがゴール!

Dynamics海外展開セッション-アジェンダ

まず最初に、海外導入の課題と本社推進型プロジェクトの解説。

Dynamics海外展開セッション-Part1
本社推進型プロジェクト/皆さん真剣!
本社推進型プロジェクト/内製化

続いて、Dynamics海外導入手法における各STEPにおける陥りやすい課題と対処法の解説。細かいスライドはぶっ飛ばして、下記の青いサマリースライドのみを解説。動物たちが、プロジェクトの各STEPでいろいろな声をあげるというちょっぴり可愛いスライド群w。

Dynamics海外展開セッション-Part2
導入手法/STEP9

そして、商習慣対応機能(APAC主要14か国 /北米3カ国)のご紹介

Dynamics海外展開セッション-Part3

その国において普通に存在する商習慣や税制、そして代表的な料理の写真もw

タイの商習慣について
商習慣のアップデートの際に気づいた事

最後に、Part4では、製品選定について、本社主導の導入について、商習慣機能について、プロジェクトへの取り組み方について解説し、自分のセッションをクローズしました。

Dynamics海外展開セッション-Part4
Dynamics海外展開セミナー/振り返り

ご参加いただいた方は、資料をダウンロードして、チームで海外導入について改めて考える機会をつくっていただけると大変嬉しいです。

次のセッションでは、KS-SOLの福嶋様より、”ビジネスアプリケーションをクラウド/Microsoft Azureで使う場合の勘所”について解説いただきました。

ビジネスアプリケーションをクラウド-Microsoft Azureで使う場合の勘所
関電システムソリューションズ株式会社
ITサービス事業本部 ITサービス統括部
福嶋 利泰 様

KS-SOLの会社紹介からの、Microsoft Azureの解説!

ビジネスアプリケーションをクラウド-Microsoft Azureで使う場合の勘所-Part1

もうAzureのリージョン数が54(2018年7月11日時点)だもんね。Microsoft はすごいよな。。。

続いて、Tier 1 ERP (SAP/Oracle )とTier 2 ERP (Dynamics NAV/Dynamics365BC)や、Tier 1ERP(Dynamics AX/Dynamics365FO)とTier 2 ERP (Dynamics NAV/Dynamics365BC)の連携を意識したシナリオがきたーーーー!さすが福嶋さんよく考えられているシナリオだわ。

ビジネスアプリケーションをクラウド-Microsoft Azureで使う場合の勘所-Part2

そして、KS-SOLのパブリッククラウドサービスであるCIERTOのご紹介。

ビジネスアプリケーションをクラウド-Microsoft Azureで使う場合の勘所-Part3

最後は、関西電力導入事例とデータセンターサービスのご紹介。電力会社のインフラは本当に堅牢ですし、安心してご利用いただけると思いますし、関西電力では、あんなところにAzureが使われているんですねぇ。まぢかーって思いました。マイクロソフトさん、PVの事例にしましょw

ビジネスアプリケーションをクラウド-Microsoft Azureで使う場合の勘所-Part4
Microsoft Azureのご紹介

最後は実際にデータセンターツアーに参加したくなるセッションでした。いやぁ、素敵。

実は、福嶋さんとの出会いは、マイクロソフトの久保田さんのご紹介でした。それがこんなご縁で一緒にセッションをやれることになるとは。いい出会いに感謝ですね。久保田さん交えてDynamicsIoTご飯いかなきゃ!

これからのビジネスソリューションの在り方

最後に、マイクロソフトのビジネスアプリケーションであるDynamics365(ERPやCRM/Marketing)と、周辺ソリューションであるPowerBIやPowerApps、Microsoft Flow、クラウド基盤であるMicrosoft Azure、機械学習(Machine Learning)などを活用した、ビジネスにおける連携利用シーンについてもあわせてご紹介させていただきました。

このコンテンツは、気になる!? あの会社のシステムデザイン“業務システム構築事例”セミナー Part2 4月11日にマイクロソフト品川本社にて開催したセミナーで披露したデモンストレーション形式のセッションとコンテンツが同じなので、詳細は→こちら←をご確認ください。

これからのビジネスソリューションの在り方-Dynamics365BC
予算VS実績+見込み
Dynamics365forSales/CRM
MicrosoftFlowとは
PowerAppsとは
これからのビジネスソリューションの在り方/ 初ダブルたけし共演w

ご来場いただきました皆様、いかがでしたでしょうか?

3時間という長丁場でしたが、海外展開をやっている方々にとっては追体験(復習)、そしてこれから挑戦を控えている方々にとっては、いい予習になったのではないかと思います。是非一緒にDynamicsの海外展開プロジェクトを楽しんでいきましょう!

さて、次回のレポートは、明日から2週間の米国出張、現地から皆様にDynamicsの最新情報を共有させていただく予定です。

まず、来週はラスベガスにて開催されるMicrosoft Inspireから。#MSInspire

MicrosoftInspire2018

そして、再来週はシアトルからMicrosoft Business Application Summitから。        #MSBusinessApplicationSummit2018

BusinessApplicationSummit2018

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました!